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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0
2008年7月12日公開

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0

852008年7月12日公開

par********

4.0

オリジナル版がベストなのは言う迄もないが

オリジナル版がベストなのは言うまでもないが、本編のオマケだと思ってみれば新規のCGカットはなかなか悪くない。攻殻機動隊の世界観を広げているし、オレンジに再規定されたイメージカラーはよく映像にマッチしている。(マトリックス一作目もソフト版の際にイメージカラーを青から緑に変更していたが、アレは大失敗だったと思う) 残念なところといえば、一番大きいのはやはり人形遣いの声優変更か。性別が変わったことでセリフも微妙に変更されているが、全体的にオリジナルの解釈のほうがずっと良かったと思う。やはり家弓家正ボイスのほうがシックリ来るし、実は素子をめぐるバトーと人形遣いの三角関係の映画なのだということも、男性声であったほうが理解がしやすいだろう。SF的に言えば、人形遣いのボディは女性型なのだから女性声、というリメイクだったのかもしれないが。 あと、音響も一新されていて、大部分はとくに違いに気付かないくらい自然だったが、思考戦車の銃撃音だけはガッカリした。オリジナルは”チュンチュン!”といった小気味よい音とともに石柱が削り取られるのが気持ちよかったのに、こちらのリニューアル版はウーハーが騒ぐだけで爽快感がない。 攻殻機動隊未見の方に勧めるとしたら、最初に見てほしいのはぜったいに劇場版のほうだが、もう飽きるほどみたファンが、ちょっと気分転換に手に取るバージョン違いとしては、まぁ悪くないソフトなんじゃないかなと思う。

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