2008年10月18日公開

ボーダータウン 報道されない殺人者

BORDERTOWN

1122008年10月18日公開
ボーダータウン 報道されない殺人者
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

女性記者ローレン(ジェニファー・ロペス)は、メキシコとアメリカの国境の町で起きている連続女性殺害事件の取材を命じられる。そこでは汚職まみれの警察や政治家の支配により、真実は闇に葬られていた。元同僚ディアス(アントニオ・バンデラス)を訪ねた彼女は、事件の被害者で奇跡的に生還した少女と出会い、真相究明に乗り出す。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(77件)

絶望的19.4%恐怖16.3%悲しい14.1%勇敢11.3%切ない10.2%

  • dkf********

    4.0

    この物語の先はトランプの壁へと続く

    いわゆる「ボーダーもの」の一本になるが、米国〜メキシコ国境で何が起こっているのかを曝け出した実話ベースの衝撃作でもある。 制作過程で監督に様々な圧力や脅迫があったというから、この事実を映画にされてはまずい人間や組織があったのだろう。 メキシコ人労働者はただの捨て石で人権などないに等しく、生きるために彼らは命を懸けて米国国境を目指すしかない。本作は2007年の映画だが、この物語の先はつまり今のトランプ大統領の国境の壁に繋がっているわけだ。なるほど、事実を知られてはまずい話がいろいろありそうなのもうなずける。 こんなシリアスなストーリーでジェニファー・ロペスが思いの外しっかり演技しているし、アントニオ・バンデラスが色男キャラを一切封印して、ストイックないい人役を演じているのはかなり新鮮だった。 企画、脚本も手掛けた監督のグレゴリー・ナヴァはメキシコ系で、両親がメキシコから国境を超えてきた移民だったというから、これはまさしく自らの出自そのもの。本作を監督するのは必然だったかもしれない。 この人、本作ではなかなかの力量を見せてくれたが、この後10年以上も全く作品を発表していないようだ。まさか例の圧力に屈し、完全に活動の場を閉ざされたわけではあるまいが… テーマは社会派でも程良い娯楽味もあるし、ジェンというハリウッドスターも出ているので、決して敷居は高くない。十分観る価値のある隠れた良作だ。

  • chi********

    5.0

    社会派サスペンス

    ◇◇あらすじ◇◇ 犠牲者5000人とも言われる実話に基づいた社会派サスペンス。 メキシコで実際に起こったという未解決事件をもとに、 猟奇犯罪の解明に挑むヒロインの苦闘と、その社会的な背景を描く。 主演はプロデューサーも兼任するジェニファー・ロペス。 共演に「レジェンド・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、 「ディパーテッド」のマーティン・シーンら。 評価は星5つ! これは見入りました。 重いテーマだけに、じっくりみてもらいたいです。

  • esp********

    5.0

    報道してほしい

    この映画・・・・かなり衝撃的でした・・・。 本当はジェニファー・ロペスにアントニオ・バンデラス目当てぐらいの軽い気持ちで見たのですが。。 DVDの映像特典で語られている監督インタビューの内容も凄いです^^; アメリカ製作なのに、アメリカでは公開できなかったのですね・・・。 まあ、報道されないとサブタイトルにもあるぐらいですから、相当な政治的圧力があるのでしょうね。。。 この作品を私一人が見たから、知ったから何か出来るわけでもないけれど、一人でも多くこう言う事が起きていると知ることから・・・・何かが変わるのかもしれない。 そう思わずにはいられない問題作でした。 基本的に、面白いとかと言う部類に該当する映画ではないです。 クスリとも笑えるシーンは無いですし、ほぼ完全実話の社会派サスペンスドラマです。 そして、女性にとってはちょっとつらい描写もあります^^; でも、このつらさは女性にしか分からない・・・・そう、やっぱり女性の方に見ていただきたい、目を背けないでほしい問題です。 ある程度、法がしっかりしていて平和ボケした日本人には・・・・国境が陸続きではない日本人には、本質理解することは出来ないかもしれないけれど、知ること・伝えることぐらいはできるはず。 アメリカでは公開されなかった本作が、日本で公開に至った経緯は良く分かりませんが、よくぞ日本で公開してくれましたね^^ この映画の問題の土地メキシコでは、映画館で上映中に銃弾まで撃ち込まれたとか・・・。 それにしても、アメリカとの国境地帯にあるメキシコのフアレスと言う街は恐ろしいですね^^; 弱者に対しては警察も政治家も誰も守ってくれないどころかむしろ加害者・・・無法地帯w 全て富裕層のやりたい放題の街で、残念ながら映画では描かれていませんが、日本の富裕層(企業)もその街の恩恵を受けてるようですね^^; そんな街で強制的に働かされている人が、今現在でもかなりの人がいると言うことらしいです・・・。 ほとんど人権なんて無いという話ですからね・・・。 そして、女性はレイプされ、殺され・・・・まるでゴミのように大量の死体が見つかっても犯人は裁かれない。。 こんなことが普通にまかり通っているし、いまだに何も手がつけられていないようです>< 報道もされなければ、警察も動かない・・・・こんな理不尽で後味が悪くて胸くそ悪くなることが現実に起きているのです。。 映画化に当たって、監督やスタッフやキャストも脅迫されたり拉致されたりと大変だったようですが、がんばって映画化にこぎ付けたことに賞賛を贈りたいですね☆ これが実話でなければ、なんか極端な話で作りすぎで後味悪くて嫌な物を見たな~・・・ぐらいでしたが、スタッフが潜入取材して得たと言うぐらいの完全実話と言うんですから驚きました! 主演のジェニファー・ロペス演じるローレンは最初はキャリア志向の記者でしたが、この現状を目の当たりにしてこの事件を解明しようと躍起になって行動します。 最初はそんなキャリア志向の人間が、大げさに変わるものか?と穿った見方しかできませんでしたが・・・見終わって納得・・・人間なら、誰だってこんなことは許せません! とは言え、圧力がかかって自分の身が危なくなったらどうにもできませんよね・・・・ましてや警察や国が犯罪者の味方なのですから・・・。 本当にもどかしい気持ちになる、憤りを感じる映画でした。 ただ、映画的に後味が悪くならないラスト・・・良かったです^^ 5000人以上の女性が行方不明なのに、何もされないってどうなってるのでしょう? くだらない芸能人のニュースは報道されるのに、日本でもこの件はまったく報道されて無いのは何か圧力が・・・? この映画も、それほど大々的にプロモーション活動はされなかったのも何かあるのでしょうね^^;

  • gar********

    4.0

    あちゃー日本企業の暗部が(汗)

    そんなこと言ってちゃいけませんね。こんな痛ましい事件が日常な国がある、寧ろそれが普通だと日本人は知るべきです。 多くの方がこの事件に関してのレビューを書いてらっしゃると思いますのでタイトルにもある別な角度から。 実は日本人自身があまり知らない事実として「日本企業は滅茶苦茶金にがめつい」という海外での日本像があります。 この映画でも取り上げていますが人件費を安くするため、税金払わないように済ませるために日本企業って結構アコギなことしてるんですよ。 人件費の節減の為という事ならどこの国の企業もしているので特に問題ないし、それで新興国や途上国が潤うのならそれはお互い問題ないですよね。 しかしそのお金がどう使われているかというのが非常に問題です。 日系企業が雇用した労働者に対してドケチ、渋チンだというのはとても有名な話です。 途上国や新興国に進出する企業、特に先進国からの進出に関しては途上国側より少し高い給与平均を設定するのが通常であり、そしてベネフィット(福利厚生)なんかもしっかりしている。程度の差はあれそれが普通だし、それが先進国側の「プライド」で有ったりもするわけです。つまり「尊敬」「敬意」を買うわけです。 しかし日本企業は違います。そんなプライドなんか糞食らえです(笑)ガッツリ下げます(笑)ヘタすると平均以下まで下げます。ベネフィットもありません。 もちろん全部がそうではありません。良心的な企業もあります。 しかし実体としてこのような現実があります。 日本の某自動車メーカーがアメリカ進出を計画しました。 かつてデトロイトといえば世界の自動車産業の聖地であった。 そしてそこに起業することが外国メーカーには一つの夢であり、またそれが企業自身のメーカーとしての誇りを鼓舞することにも繋がる。 だが日本の企業は最初から南部を狙います。それはなぜか?南部は組合がうるさくないからです(笑) 確かに利口だし、したたかといえばそうとも言える。 強豪ひしめく中で戦うためには、新参者は奇策をとることも時には必要でしょう。 しかしそれも程度によりけりだと思います。 かつてジャパン・バッシングがひどかった頃のアメリカでの日系企業での背景にはこのような部分もあった。 今中国では更に悪質なOEM(下請け)という形に見せかけ、賃金面でも収入平均より低い金額で雇い、中国は残業代が支払われないのが通常なのをいいことに残業代なし(この中国の体質自体大問題だと思いますが(笑))、ベネフィットなんか当然無い、こんな日系企業が相当あるという事実です。 それでお金の使い道として力点は所謂賄賂です。 日本企業側はそれで政治家、有力者を取り込んでるつもりでも、敵はもっとしたたか、取り込んでるつもりが反対に取り込まれてしまい、結局売国と呼ばれてもいたし方ない某大使さんなんか出てきてしまうわけです(笑) 私は共産主義者でもなければリベラリストでもないし、権利がどうのこうのと声を荒らげるつもりは実際はないですが(日本は他国に比べ恵まれているという現実もあるでしょうが)、こんなことしてりゃそりゃ銭ゲバ、守銭奴、ドケチなんて言われたってしゃあないと思いますよ(笑) 日本企業は本当に大きくなった。不景気とは言え日本自体もかつてエコノミックアニマルと呼ばれた当時よりも経済規模は確実に大きくなっている(当時は英仏と変わりない規模でドイツ(西ドイツ)より下だったが、現在は英仏足して日本と同等程度、ドイツは日本に次ぎますが相当差が有ります) いまだアメリカは最大の経済国とは言え、実際は対外借金も大きく異常なまでに格差が開いている。 いかに大きくなったとはいえ人口比で考えれば一人あたりのGDP、国としての政策やインフラ等考えれば到底日本に追いついているとは言いがたい中国。 もうこれだけ大きくなった。見方によれば世界一の経済国、世界一恵まれた国だ。なのに日系企業や日本政府の姿勢はかつての状態と変わりがない。 こんな風に映画で描かれてしまわれないように、もう少し日本の企業は雇用者としてのあり方を少し見直すべきで、もっと「人」を大切にする事にシフトするべきだと思いますよ。

  • oce********

    2.0

    焦点がぼけた映画

    メキシコの町で起きたレイプ事件。 事件を取材に来た新聞記者のローレンは被害者とともに、事件の奥深くまで潜入していく。 社会派サスペンスの様相を出しているが、前半はサスペンス一辺倒。 後半は忘れたかのように社会派が顔を出す。 その内容によりアメリカで公開されることがなかった作品だが、それには皮肉が弱い。 何よりもジェニファー・ロペスが誠実な新聞記者というのが違和感がある。 最後はハリウッド的な1対1の格闘など、問題の焦点がボケてしまっているようだ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ボーダータウン 報道されない殺人者

原題
BORDERTOWN

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日