レビュー一覧に戻る
ラブファイト
2008年11月15日公開

ラブファイト

1262008年11月15日公開

dav********

5.0

いやいや期待以上でした

若干甘いかもしれないけど★★★★★です。若干やりすぎなところもありますが、各登場人物とそれぞれのトピックのバランスがよく優れた割と直球な青春恋愛?映画となりました。秀作の部類に入ると思います。 稔(林遣都くん)と亜紀(北乃きいちゃん)のストーリーも、大木(大沢たかおさん)と順子(桜井幸子さん)のストーリーもどちらもいわゆる定番ものの域を越えていません。でも、それぞれのイベントを出すタイミングとこの2つのストーリーの絡め方、その時間ごとの比重の置き方、それぞれが1人になったときの描き方、それぞれがドンピシャの演出だったと思います。 印象的だったのは、大木がその時々の相手にバンテージを巻くシーン。劇中で重要なシーンで必ず登場する1コマです。非常に静かなシーンで会話もあまりないのですが、その場面を映しているだけにもかからず雄弁に語り合っている2人がそこにはいました。ちゃんとぼくらには伝わりました。 そしてラストの2組それぞれのオチ、特に順子の病室でのシーンはカメラワークを含めて今年見た映画でも5本の指に入る名シーンでした。 大沢たかおさん、あまり好きな俳優さんではなかったのですが、ICHIで若干見直し、本作で評価ひっくり返りました。役者としてもそうなのですが、プロデューサーとしてもまずはよいスタートを切れたと思っています。 TIFFのオープニングの日、グリーンカーペットには若い2人がいました。北乃きいちゃんと林遣都くんです。でもそこには大沢さんの姿はありません。実は彼、観客に混じって沿道から彼らを見守っていました。というか、彼らの動きに合わせて一緒にけやき坂を上ってました、グリーンカーペットではなく沿道で。気づかなかったお客さんがほとんどだったようです。でもこっちの彼のほうにより大きな可能性を見た気がします。スターとしてスポットライトを浴びていても、ちゃんと周りを見ていたんだな、ということがはっきり認識出来た瞬間でもあります。 それから大沢さんのみならず、きいちゃんと遣都くんも終盤ではちゃんと腰を入れてパンチを打ち込めるようになっていました。相当練習したと思います。 唯一「?」と思ったのは、稔に恋をする同級生:恭子(藤村聖子ちゃん)の存在。いらなかったとは言わないけど、ちょっとやりすぎでしたね。藤村聖子ちゃんは天然コケッコーで夏帆演じる右田そよのクラスメートを演じていた女の子のうちの1人。正直天コケと全然変わってないなぁ。今回はイタイ宝塚系腐女子を演じていましたが、ちょっとやり過ぎだったかもね。彼女のパートはコメディなんだと思うと、結構すんなり受け入れられるかもしれませんが、これは彼女がかわいそうだったかな。別に彼女が悪いわけではないと思うし。 ここでのレビュアーの評価、あまり高くないようですが、いやいや必見と言ってもいいと思います。私はおすすめします。

閲覧数365