あらすじ・解説
ツァーネ(ウロス・ミロヴァノヴィッチ)は、セルビアの山奥の村で祖父(アレクサンダル・ベルチェク)とのどかな暮らしを楽しんでいた。ある日、祖父は突然孫に都会へ行って牛を売った代金で3つの約束を果たせと命じる。1つ目は聖ニコラスのイコンを買うこと、2つ目は自分用のお土産を買うこと、そして3つ目は何と嫁を見つけることだった。
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作品レビュー(43件)
- spi********
5.0点
クストリッツァらしい勢いで持ってく喜劇。途中ベオグラードに世界貿易ビル建てるとか、ヒロインがシャキーラのビデオ見てるとか、グローバルな題材で舞台が現代であることを示す。「母はホール係よ」は映画史上に残る名言!
- 鼠
2.0点
64点 エミールクストリッツァ監督、待望の最新作。 ざっくり書くと、田舎に暮らす少年が祖父の命令で都会に嫁を探しにいく話。 映画なんてだいたい最初の五分くらいでおもしろいかつまらないか、おおよその判断はつく。 「台風クラブ」ではどうせ古くさい青春映画とゆう侮った偏見を一分で粉砕され、「三月のライオン」では開始数十秒で頭の中に傑作警報が鳴り響き、「アンダーグラウンド」ではクストリッツァのマジモードがみる姿勢を正させた。 言い換えるなら、最初の五分でつまらないと感じたものは最後までだいたいつまらない。 この映画の最初の五分で強く感じたのは、「クストリッツァの真似をしてる」とゆうこと。 監督はクストリッツァ自身なんだから真似なわけがない。でも真似してる。 『クストリッツァらしさ』 これが曲者。 観客が期待してるであろう『らしさ』。 ファンとの間でなされる需要と供給。池の鯉に餌をばらまく一金持ち。そんないやらしさを感じたのは自分だけか。 「ライフイズミラクル」の時にすでにそのエサをまいてるようないやらしさはうっすら感じていたけれど、まだそれを一般向けエンターテイメントへのバランス調整として受けとめることができた。 でも、今作はもうムリ。 だってドリフの大爆笑。 すべりっぱなしの苦笑の二時間。 落とし穴に何度も落ちては何度も頭をぶつける、こんなことすりゃいいんでしょ、俺のファンはこんなのが見たいんでしょみたいな要領だけでできていて、笑えるとか笑えない以前に情熱が感じられない。 「アンダーグラウンド」と比べるわけじゃない。 あれは一生に一度しか撮れないタイプの映画だから別物と考えても、似たようなコメディー映画「黒猫白猫」と比べたら今作の弱さは歴然。 「黒猫白猫」は同じようなお馬鹿な作風で都合のいいはちゃめちゃ映画ながらも、祈りがあってその情熱がひきつけた。 今作は情熱より要領。 とくに音楽でごり押しするやりかたがなんともいやだった。 音楽を『乗せる』んじゃなく、音楽で『押す』。 クストリッツァの魅力のひとつであったこの音楽が、銭臭いものになってしまった。 時々下品なことや不謹慎なことをやってみせて、「そんなことかまわないんだぜ!」みたいなエネルギーを醸そうとしてるのはよくわかるが、ただの要領でやっているのでまったくおもしろくない。なにも拓けるものがないから。 飲みすぎた大学生みたいなつまらなさ。 ラストに天使が落ちてくる展開もちっともうまくもないしおもしろくもないしで鼻白む。 結果、『豪快!都合がよくてもかまわないんだ』みたいな痛快なことやりたいのはわかるけど、みていて恥ずかしくなるくらいつまらない。 もう一度書くが、なんの情熱も感じられない。 どたばたした人物、賑やかな音楽、奇妙な装置、シンプルな笑いに下ネタのアクセント、そしてミラクルハッピーエンド。 そんなクストリッツァらしさの記号を陳列してるだけ。 はっきり言って作家性とゆうものに甘えきった「老大家映画」。 クストリッツァのことを知らなければ「ああ、つくられたニセモノのパワー映画だった」の一言でレビューも書かずに黙殺したとこだけど、彼が好きだから言いたい。 ふざけるなら本当にふざけてみせろ! おふざけ風のお堅い仕事はみたくない。
- ffa********
1.0点
くだらないことこの上ない 見て全くとくなし ただただ時間の無駄
- ino********
5.0点
ドタバタハチャメチャの中にいろんな要素が盛り込まれていて、 バランスがとれてないようで、とれているという奇跡の作品! 最終的に「楽しくってしょーがない!」ってテンションまで持っていかれたら、 思う壷です。 見事にその壷にINしました! あと、サントラ欲しいな~。
- yos********
3.0点
セルビアとフランスの合作のようですが ヨーロッパ映画というよりは 明るいロシア映画という感じ。 全編通して、コサックダンスしてるような 軽快な音楽と、忙しく動き回る役者たちに 若干疲れを感じるような・・・ ストーリーはシンプルだけど どうも面白いんだか、くだらないんだか よくわからない。 主人公が少年でありながら 花嫁探しをするという非現実的なところ おかしな仕掛けでギャングと対決していく という非現実的なところ そこが、面白く、くだらない。 コミカルなんだけど 鼻で笑っちゃう。 でも、どこか憎めない。 不思議な作品だった。 ウェディング・ベルを鳴らせ なんてタイトルにラブ・ストーリーかと 思ったら、間違いなく騙される。
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