レビュー一覧に戻る
さくらんぼ 母ときた道
2008年11月1日公開

さくらんぼ 母ときた道

CHERRIES/桜桃

1072008年11月1日公開

har********

5.0

ネタバレ母親の愛、家族の愛、モチーフの設定が絶妙

母親の愛情とかの話になると兎角べたつき易いものであるがこの物語は配役設定をよけいな感情を入れられないように障害者を持ってきたところが面白い。また、劇中のナレーションの女性が主役であり子供時代の映像が綴られている。そして大人になるのだが彼女自体を劇中で見る事は無いのである。これは観衆を劇中に取り込んで行くように誰もが母親から生まれた事に意識をもたずにヒロインに成り代わってゆく,計算された構成であれば素晴らしく実験的な事でもあり評価できる。主演のミャオプーと子役の紅紅の演技力に父役の二胡の音楽田園風景や村の集いの時間など随所に本編を盛り上げる脇がしっかりとしていて非常に安心感があった。劇場をあとにして想ったのが父親役が以外にもシンプルなため母親役のミャオプーを引き立てていたのだと想い返した。久しぶりにシンプルな映画を見て泣けた。昨今の商業映画に辟易していた自分には大変満足できた。ロングランをして子供見せるべきではないかとよけいな事を考えてしまった。

閲覧数290