2008年11月1日公開

さくらんぼ 母ときた道

CHERRIES/桜桃

1072008年11月1日公開
さくらんぼ 母ときた道
3.9

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5%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(23件)


  • dkf********

    2.0

    感動は免罪符にはならない

    知的障害を持った母親が我が子に注ぐ無垢の母性愛を描いた作品。プロットどおり、もうベタベタの号泣路線だが、残念ながら感動はしなかった。やたらに演出のあざとさが目につき、これほどにベタベタな話だと泣くものも泣けないものだ。 そもそも「障害者の役を演じる」ことの道徳的是非はさておき、例えば同様に知的障害者をあからさまに描いたイ・チャンドンの「オアシス」などは否定的意見もすべて黙らせてしまうほどに、演出に圧倒的な説得力があった。それと比べると、本作で知的障害者を演じた主役の女優に演技の凄みを感じない。つまりそれは監督の力量にも起因していると思う。 まるで知的障害者を軽んじているかのような描写もあり、テーマの崇高さよりもそちらの方が目についてしまい、観ていてあまり気分の良いものではなかった。 やっぱり、こういうテーマは扱いが難しい。感動作だからと何でも寛容的に受け入れられる免罪符のようなものばかりでははないし、よほど力のある監督でないと、ただタブー視されるだけの問題作に終わってしまうことを痛感した。そういう意味では本作は失敗作だと個人的には思うのだが、ちょっと辛口過ぎる評価だろうか?

  • km

    5.0

    母親の無償の愛はとても深い

    絶望的過ぎる貧しい生活の中で生きる親子。 それらをつつむこむような雲南省の美しい棚田風景と心を浄化するような素朴で清らかな音楽。 子に対する純粋無垢すぎる母の深い愛情が身に沁み、主人と二人号泣しました。

  • kih********

    4.0

    捨て子でなくても障害がなくても、……

     みていて辛いものがある。捨て子を拾って来て養育する知的障害?の母?の物語。  ただただ純粋な愛情たっぷりの母子だが、やがて少女の成長する過程で母親の奇行が疎ましくなる。邪魔になる。少女の成長への障害になる。  純粋な愛情であっても、純粋だから、愛情だから、といって受容できるものではなくなる。この子の場合は、母が居なくなることによって解放される。そして、本人の能力が長けていたために社会に出て活躍することができた。振り返って、養母の本当の愛情に感じ入り、それを拒否した自分を後悔する。  それなりにハッピーエンドということになる。が、これは数少ない事例だろう。実際には悶々とした人生の方が多いのではないか。ただ、気づいているかそうでないかだけの違いだ。ここまで特殊で深刻ではなくても、親の愛情(と思っている)が、子どもにとっての負担や障害になっていることは多い。子どもが独立する時と親が高齢・終末期を迎える時に決定的に表れる。  成熟・安定した社会では、親が「子供に迷惑はかけられない」といって子ども・孫との同居を遠慮し、自ら“施設”に引っ込む。それでいいのかどうか分からないけど、実際にはそうにしかならないということも、分かり始めてきた。  親に知的障害があるかどうかの問題ではない。迷惑な“純粋”・“愛情”。気がつくのが遅いと悶々人生になる。悲劇にもなる。

  • りゃんひさ

    3.0

    ネタバレ後半、小奇麗に収まっていくのが残念

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kit********

    5.0

    ネタバレ「無垢な笑顔」が痛いほどやさしい・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • har********

    5.0

    ネタバレ母親の愛、家族の愛、モチーフの設定が絶妙

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tom********

    4.0

    涙を誘う物語なのですが・・・

    と言っても、あざとさはありません。 むしろ、淡々とした作品にのめりこんでしまします。 内容は結構ベタです。 文化革命当時の中国の貧しい農村に暮す、脚の悪い男:葛望(グォワン)と発達障害の女:桜桃(インタウ)の夫婦。 ある日、桜桃は、拾ってきた赤ん坊を紅紅(ホンホン)と名づけ、育て始めます。 物語は、この3人の家族愛のお話。 前半は時代感と中国の農村の生活、葛望(グォワン)と桜桃(インタウ)の関係をジックリ説明します。 けして急ぎません。しかし、この後の夫婦愛の根拠を語ります。 娘が育ち、二人は紅紅(ホンホン)を学校へ行かせます。 いくら寒村だといっても、児童数少な過ぎると思わなかったですか? 多くの家庭では、小さな子供とて労働力として活用しなければ、食べていけない状況だったのです。 このことだけでも、夫婦の紅紅(ホンホン)に注ぐ愛が分かります。 一生懸命はもともと、一所懸命。 ひとつところ、つまりは田畑を懸命に守らねば、生きていけない、ってこと。 どれだけ、二人が切り詰め紅紅(ホンホン)を学校にやっていたのか。 娘はそんなことを考えることも無く、発達障害の母を疎んじてしまいます。 母親、桜桃(インタウ)の女優さん、凄い演技です。 不安が募ったときにみせる親指を握り込む仕草。 焦燥が募ったときにみせる右の襟あたりを何度もつまむ仕草。 ちょっとした癖までもが、桜桃(インタウ)その人。 別の人格になりきっています。 で、後に分かったのですが、本物の役者さんはこのミャオ・プゥさんだけ。 お父さん、いい味だしてましたけど、単に素人さんだったんですね。 ちょっとびっくり。はまり役過ぎやしませんか? 泣かせ目当てだと分かっていても、最後まで目が話せない作品でした。

  • ham********

    4.0

    中国を感じる

    障がい、貧困など、受け入れるしかないいろんな壁を、真っすぐな家族の愛情で乗り越えていく姿は、静かでそして深い感動がジンワリやって来ます。 話としては結構いろんなことが起こるのだけれど、彼等の生活がそうであるように、それがごく当たり前の日常の中に織り交ぜながら描かれているので、違和感というか突飛な感じがしません。中国の田舎のゆっくり流れる時の中では、実際にこんな風なのかな…という感じで無理なく入ってくるんです。映像も最近のくっきりした感じではなく、ちょっとレトロで色褪せた感じが雰囲気にあっています。 恥ずかしながら、個人的に中国映画には今まではなんだか期待が持てなくて、実は劇場でちゃんと観るのは今回が初めてでした。完全な食わず嫌いだったなあ・・・反省です。 以前興味は惹かれたけどまだ観ていない『初恋のきた道』も、あらためて観たくなりました。他にも中国映画の名作はたくさんありますよね。今後のムービーライフ?のためにも、この映画を観てよかったと思います。

  • ouc********

    3.0

    前置きが長い気が・・・

    いい作品だと思いますが、 少々前置きが長くくどい感じがします。 長いわりには意味がわかりづらく何となく説明不足という感じ・・・. 母親となる彼女が何故それほどまでに子ども欲しがったのかが 前置きが長い割には今ひとつよくわかりません。 なんだかいらないと思えるようなシーンもけっこう見受けられます。 本題は冒頭から40分ほど過ぎたところの 自分の娘として育てることになる捨て子を拾ったところからっていう感じ。 その後知的障害を持った母とその娘の様々な心の葛藤が描かれていきます。 関係の良かった子ども時代・・・ 思春期になり母親が知的障害ということから受ける 「いじめ」からくる母親との対立などなど・・・・。 それなりに丁寧に描かれて良い感じはします。 だけどまたまた・・・ラスト結末が(ネタバレになるのでここでは書きませんが)・・・・もう少し何故そうなったのが想像できるような伏線が作品の中にあってくれれば・・・はっきり言って唐突なんです。 観客に理由を想像させるためにああいう唐突な感じにしたのかもしれませんが、 あまりにも唐突すぎて・・・何で?どうして?という感じなんです。 納得できるような伏線をもう少し描いて欲しかったな。 実話が元なのでそういうもんがあったはずなんだけど・・・作品では あまり描かれてない感じがします。 全体を通して言うとけっして悪い作品ではないが全体として 説明が若干足らない・・・物語や役者の演技、映像の美しさ、 音楽などはどれをとってもすいいと思えるものなんですが、 演出で足を引っ張った・・・そういう印象を受ける作品でした。

  • dav********

    3.0

    やりたいことはよくわかりますが。。。

    ずるい作品です。ネタ的に★★★以下にはしにくい作品です。でも、すごくテンポとバランスが悪いなーという印象です。 やりたいことは分かります。母性というか母親が持つ子への大きすぎる愛がテーマです。それを示すために、語り手である娘:紅紅の生まれる前から幼少時までに多くの時間を割く必要があったのはわかります。父親:葛望がそんな母親:桜桃(彼から見れば妻)を大事にしろと紅紅に言い聞かせる理由や、桜桃が紅紅を異常なまでの愛情を注ぐ理由などに説得力が出たのは事実だと思います。 でもそれは知的障害のある母親という設定がなかったら、そううまくは行かなかったでしょう。それに、少女になって以降の紅紅の反発の部分がいくらなんでも扱いが軽すぎたのではないかと思わざるを得ません。なので、前半の重苦しさの割に、終盤はあっさりを流された感じを強く感じてしまいました。 見ても損はしないと思いますが、1,800円の価値があるかと言われればちょっと自信ないですね。

  • pas********

    4.0

    ネタバレ「母の愛」を支えた「父の愛」

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pig********

    5.0

    音楽も素晴らしいです

    映画館から帰って、すぐにサントラを購入しました。 それほど、音楽が素晴らしかったです。 雲南省の美しい棚田風景、 悲しい貧困、そして純粋無垢な母の愛。 それらを描きながら包み込むように流れていた音楽を聴くだけで あの切なさが蘇り、胸が熱くなります。 胡弓の調べはなぜあんなに心に染み、癒してくれるのでしょう・・・。

  • 皐月

    5.0

    ネタバレどうか、母さんを大切に…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • なみ

    4.0

    素朴でじんわり響く映画

    1980年代中国の貧しい田舎町で、足が不自由な夫と知的障害を持つ妻が女の赤ん坊を拾い育てる。女の子は成長するにつれ、知的障害を持つ母を恥ずかしく思うようになるが・・・。 主演のミャオ・プウさんという女優さん、すごいです。 知的障害の役が違和感ありません。 綺麗な女優さんでしょうに、綺麗な姿が想像できない・・・。 後姿のヌードはとても綺麗でした。 母の愛も素晴らしいものでしたが、夫の妻への愛も心を打ちました。 話の流れは淡々としたものでしたが、じんわりと染みる映画でした。 母はセリフを喋りませんが、その愛情はしっかり伝わってきました。

  • hao********

    5.0

    昔の張芸謀作品の様な素朴な愛に溢れた名作

    張芸謀の初期の作品の様な、素朴な人間愛に溢れた作品でした。 苗圃演じる、知的障害を抱えながらも、養女を一途に愛し続ける母の姿に心を打たれ、思わず涙してしまいました。 私自身、家族に対しどれ程の愛を持っているのだろうと考えさせられました。 脚本は中国人が最も好きな映画に挙げる事の多い「初恋のきた道」の脚本家であると知ってなるほどと思いました。 主演の苗圃の以外は全て素人で、セットも雲南省の田舎の町をそのまま使っていたとの事で、そのあたりも張芸謀的な感じを受けました。 メジャーな作品とはならないでしょうが、観た人にはずっと心に残る映画になると思います。

  • sam********

    5.0

    母からの無償の愛を思い出し、涙があふれま

    純粋に心打たれ、何度も何度も涙しながら鑑賞しました 母親が知的障害者という設定のため、母娘間の愛情のすれ違いがより強調されていました しかし世の中の「母」というものは、障害の有無に関わらず、真っすぐな愛情を我が子に注げば注ぐほど鬱陶しく思われてしまうもの 「母」からの一方的で、けど、その身を削るような深い愛情を受けておとなになった人は、この作品を観てえぐり出される酸っぱいものがあるのではないでしょうか 凡庸な家庭で生まれ育った私ですが、この映画は思春期の頃に疎ましかった母からの無償の愛を表現してくれていたように思えます クリティカルに観るのはもったいない映画です 心をオープンにして映画館へ行かれることをおすすめします

  • tak********

    5.0

    親子でブタを追う情景がよかった

    ポケモンの映画に次いで、久しぶりに観た映画ですが エンターテイメントでないし、正直、そんなにみたい映画じゃなかったけど 小学生と幼稚園の子をもつ父親になったせいか、涙腺がゆるみました。 映画の母親、父親、娘、おばあちゃん。核家族だけど、親子や夫婦に対して、 この家族は、生きる上での貧乏や差別のせいなのか、強い優しさと思いやりに家族の絆の 暖かさを感じれて良かったです。 最近、夫婦の問題とか耳にする年になったけど、夫婦で、この映画を観て、家族について 話す時間が取れるといいかも知れません。 悲しい涙というより、暖かくて少し切なくて(泣ける)映画と思います。

  • puc********

    4.0

    無心でひたすら子を慈しむ母性に涙

    女の子は幼児の頃母性に目覚め、ままごとや人形遊びで母親になる練習を始める。主人公の母桜桃は、精神的には幼児である。子への期待や親としての欲は一切なく、ひたすら子を愛し、護り、子の笑顔に喜ぶ姿に、母性の原点を見た思いがする。父、母、娘、それぞれ不遇な3人が貧しい食事をする場面に悲惨さはない。妻を慈しみ、妻が大切にする娘を慈しむ、父親の大きな愛が家族を包んでいるからかもしれない。物心ついた子が、大好きだった母親を恥じ、疎ましく思うことも理解でき、胸が痛む。ドラマチックな場面も、わざとらしい演出感がなく、村の風景も自然に美しく映る。途中から、ドキュメンタリーを見ている感覚になった。 映画の冒頭で、自分を引き取り育ててくれた義母を偲んで桜桃が大泣きする。言葉で表現できなくても、愛を解する優しい女性である事が分かり、義母が愛情溢れる人だったことが連想できる。息子である桜桃の夫は母親の深い愛を受け継いだのだろう。貧しい農村で、村人の唯一の楽しみが桜桃の夫が弾くけっして上手ではない二胡である。中国語は分からないが、村人の台詞は棒読みだ。が、不思議にも、それが村人達の温さを増している。 主人公の締めくくりの言葉にちょっと違和感を覚えた。主人公が語る観客に向けた教訓めいた言葉は作為的だ。映画の流れとしては、「お母さん、ありがとう」ぐらいで終わったほうが自然だったと思う。私的には、残念だが最後の最後で星がひとつ減ってしまった。 でも、久しぶりに、「見てよかった!」と思えた一作である。

  • koh********

    5.0

    心温まる人のぬくもりに癒され涙ぐむ

    今時、こんなにいい映画があったんだ。 大都会東京の銀座で、時間と仕事と人間関係と生活に追われながら、サクランボ好きでなくても、心の温泉につかった気分にさせてくれました。

  • jun********

    5.0

    コメントできない切なさ、悲しさ

    涙が出そう。切なくて、悲しくて。

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