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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー (2008)

HELLBOY II: THE GOLDEN ARMY

監督
ギレルモ・デル・トロ
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3.72 / 評価:489件

解説

地獄生まれの異色ヒーロー、ヘルボーイが活躍するファンタスティック・アクションのシリーズ第2弾。今回は、皮肉屋の赤色モンスター、ヘルボーイの前に、魔界の王子と伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーが立ちはだかる。監督は『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ。ヘルボーイを演じるのは、前作に引き続きロン・パールマン。見た目は怖いが心優しきヘルボーイの活躍と幻想的なビジュアル世界、さらにはユニークなクリーチャーが多数登場するアクションシーンに注目だ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

超常現象捜査防衛局“BPRD”のすご腕エージェント、ヘルボーイ(ロン・パールマン)は、念動発火能力者の恋人リズ(セルマ・ブレア)らと組み、怪事件の捜査と魔物退治にあたっていた。一方そのころ、闇の世界では、地上の支配者となった人間を抹殺すべく、王子ヌアダ(ルーク・ゴス)が伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーをよみがえらせようとしていて……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」なんといってもレッドの愛嬌。60年代B級映画のヒーローを思わせる

 ハルクやX-メンにはあまり興味をもてない私だが、ヘルボーイだけは例外だ。

 ハリー・ポッターやホビット族の冒険にもときおり白けてしまう私だが、ヘルボーイには点数が甘くなる。

 理由は、はっきりしている。なにしろ、ロン・パールマン演じるレッドことヘルボーイには繊細さとユーモアが備わっている。なおかつレッドは古くさい。「古拙」という死語を使いたくなるほどダシの効いた味を出す。

 「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」の大枠は、「超能力者の飛び交う冒険ファンタジー」だ。トールキンの世界から借りてきたような妖精族の王子が人類の強欲に絶望し、古代の無敵ロボット軍団を呼び起こそうとする。それを食い止めるのが、レッドやブルーやリズといった超能力者たちの任務だ。

 まあ、筋書はどうでもよい。私の注目点は監督デル・トロの庖丁さばきだ。たとえばレッドは、大暴れをしたあと、いたずらを見つけられた犬のような表情になる。ブルーとともにメキシコ産ビールのテカテの缶をつぎつぎと空けながらバリー・マニロウの「涙色の微笑」を歌う場面も、馬鹿でおかしくて、しかも胸をきゅんとさせる。いいかえれば、レッドは60年代初めのB級映画のヒーローに似ている。俳優でいえば、リー・マービンやジョージ・ケネディか。ひいきの理由は、これでわかってもらえたはずだ。(芝山幹郎)

映画.com(外部リンク)

2009年1月8日 更新

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