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バンク・ジョブ (2008)

THE BANK JOB

監督
ロジャー・ドナルドソン
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  • みたログ 2,350

3.77 / 評価:834件

お金じゃなくて、“秘密” だから面白い!

  • Kurosawapapa さん
  • 2009年3月27日 14時36分
  • 閲覧数 1033
  • 役立ち度 39
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画は、衝撃の実話。
1971年ロンドンで、英国全土を揺るがす大事件が発生。

銀行の地下に強盗団が侵入し、貸金庫内の数百万ポンドにも及ぶ現金と宝石類が強奪されます。
そして強奪された物の中には、英国女王のある写真も、、、

事件は、トップニュースとして報じられますが、
数日後、不思議なことに事件は一切報道されなくなります。

それは、英国史上数回しか発令されたことのないD通告(国防機密報道禁止令)による報道規制がなされたためと言われ、その裏には英国最大のタブー、王室スキャンダルがありました。

本作は、思いもよらぬ “秘密” を手にしてしまったばかりに絶体絶命となる素人強盗団の運命をスリリングに描いた作品です。


やや長めの前置きで、登場人物の背景を描写。
その後の強奪シーンからの展開は、全く目を離せません。

アクシデントが逆に功を奏したり、スレスレで逮捕を免れたりと、
駆け引きや頭脳戦の二転三転は、最高の面白さです。

さらに、盗んだ物の中から、次から次へと重要な“秘密”が溢れ出し、
それはまさにパンドラの箱を開けてしまったかのよう。

それによって、皇室、政府、警察、マフィア、強奪犯、
どの立場の人間も、尻に火がついたごとく入り乱れての追跡劇となります。



本作は、オーシャンズのような華やかさや、エンタメ性は無いですが、
迫真のストーリーとしては、オーシャンズ以上かもしれません。

それも真実を語っているので、
オーシャンズのように、どこか心の底で安心して見れるという補償的感覚が無く、
終始緊迫感に溢れています。

もはや、お金なんか関係ない、
切り札は “秘密” 。



おまけですが、
裏社会のパーティ会場のなかに、ジョン&ヨーコ夫妻の姿が映ります。
また、貸金庫の銀行員役で、あのミック・ジャガー(本物)が登場。
そんな隠しネタも楽しめます。


この事件後、
貸し金庫破りに遭った被害者のうち、100人以上が被害内容の申請を拒否したそうです。
彼らが隠していた “秘密” は知る由もなく、
悪事の匂いがプンプンするところが、なんとも言えません。

銀行強盗は本当に行われ、マスコミが事件のことを全く報道しなくなったのも事実だそうですが、
本作の内容の全てを、事実として鵜呑みにはできないでしょう。

しかし、クライムサスペンスとしては、最たる作品。
粋なイギリス映画として、十分に楽しめますよ!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
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