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バンク・ジョブ (2008)

THE BANK JOB

監督
ロジャー・ドナルドソン
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3.77 / 評価:841件

解説

“ウォーキートーキー強盗”として有名なイギリス最大の強奪事件を基に作られたクライム・サスペンス。銀行強盗に入った先で、思わぬ王室スキャンダルを知ってしまったメンバーたちの起死回生の物語をドラマチックに見せる。主演はシブさが売りの『デス・レース』のジェイソン・ステイサム。彼を悪の道に誘うミステリアスな美女を『再会の街で』のサフロン・バロウズが演じている。複雑に絡み合う利害関係と、謎が謎を呼ぶ展開に興奮する!

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1971年、イースト・ロンドンで中古車店を営むテリー(ジェイソン・ステイサム)は資金繰りに頭を悩ませていた。そんなある日、彼は昔なじみのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)から銀行強盗の話を持ちかけられる。早速彼は仲間のケヴィン(スティーヴン・キャンベル・ムーア)とデイヴ(ダニエル・メイズ)に相談し、実行を決める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2007 Baker Street Investors, LLC. All Rights Reserved.
(C) 2007 Baker Street Investors, LLC. All Rights Reserved.

「バンク・ジョブ」緩急自在な話術にキリキリ舞いされる、痛快なピカレスク・ロマン

 「世界最速のインディアン」のロジャー・ドナルドソン監督の“グッド・ジョブ”な職人技を堪能できる痛快な犯罪スリラーだ。

 ロンドン・ベイカー街にある銀行を襲う愛すべき犯人たちにスポットを当てた“ピカレスク(悪漢)・ロマン”である。当初は、「掘った奪った逃げた」(79/ジョゼ・ジョバンニ監督)などでおなじみの穴掘りによる現金強奪計画が展開され、そのトーンは古風で型通りな“ハイスト(強盗)・ムービー”なのだ。ところが、その盗品の中に英国王室にまつわるスキャンダル(71年に実際起こった実話だけに長らく“封印”されてきた)のタネがあったことから、別の悪玉たちが登場。追われる悪党と追う悪党が、王室から裏社会までを巻き込んで入り乱れ、あとは二転三転。まるで犯罪小説の名手エルモア・レナードの筆致のように、ユーモアあふれたセリフ、奇天烈なプロットが巧妙に仕掛けられ、奇想天外なラストに向かってアクセル全開で突っ走る感じだ。時折シフトチェンジが行われるドナルドソン監督の緩急自在なストーリーテリングに、見ている側は完全にキリキリ舞い。新鮮味はないが、本当によく出来たホンだ。

 B級映画スターとしてオーラを全身から発散するジェイソン・ステイサムはもちろん、デビッド・スーシェなど中年の脇役に至るまで、ノワール映画にぴったりの面構えをしているのが、なんとも愉快痛快。極上の映画的体験を満喫できる。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2008年11月27日 更新

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