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オーストラリア (2008)

AUSTRALIA

監督
バズ・ラーマン
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3.25 / 評価:1003件

解説

映画『ロミオ&ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、壮大なオーストラリアの自然を舞台に描く運命的な愛の物語。主演は『ムーラン・ルージュ』に引き続きバズ監督作品参加となるニコール・キッドマンと映画『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のヒュー・ジャックマン。広大なオーストラリア大陸のロケーションや、主要キャストをオーストラリア出身者で固めるなど、バズ監督のこだわりが随所に見ることができる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

第二次世界大戦を目前に控えたオーストラリアを訪れた 英国貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX
(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX

「オーストラリア」従来のハリウッド映画にない神秘性が吹き込まれた一大冒険ロマン

 スコアレスドローに終わったサッカー日本代表とのワールドカップ予選の熱戦、東京都の2倍の面積が焼けてしまったという大火災など、オーストラリア関連の話題が続く今日この頃。「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督のもとにハリウッドで活躍する映画人が集結し、母国オーストラリアの魅力を謳い上げるアドベンチャー大作を完成させた。

 イギリスからやってきた優美な貴婦人と、現地の無骨なカウボーイが織りなす恋。映画的なダイナミズムを喚起するにはもってこいの大自然のロケーションを惜しみなく活用し、「風と共に去りぬ」のごときクラシックなロマンとスペクタクルを現代の観客に体感させる。前半は1500頭の牛が大地を疾走するキャトルドライブ、後半は日本軍の爆撃にさらされた登場人物のサバイバルが、スクリーンを揺らさんばかりの勢いで繰り広げられる。

 これだけでは往年のハリウッド大作の単なる焼き直しだが、主役ふたりの旅の道連れとなる先住民アボリジニとの混血少年の存在が本作のミソ。ニコラス・ローグの「美しき冒険旅行」でも描かれていた成人の旅立ちの儀式“ウォークアバウト”の時期を迎えたこの少年は、ニコール・キッドマン扮するヒロインを健気に慕いながらも、彼女の望まぬ道を選びとっていく。歴史の大きな変わり目に芽生えたもの、失われたもの。大団円のハッピーエンドとはだいぶ趣の異なる神秘と悲哀の入り混じった終幕に、この“オーストラリア映画”を世界に放ったラーマン監督の誠実さがうかがえよう。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2009年2月19日 更新

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