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青い鳥 (2008)

監督
中西健二
  • みたいムービー 437
  • みたログ 974

4.18 / 評価:399件

心に突き刺さり続けるメッセージ

  • ぶち さん
  • 2010年9月9日 21時31分
  • 閲覧数 384
  • 役立ち度 17
    • 総合評価
    • ★★★★★

これは 人に『心』や『魂』という概念がある限り
永遠に続くメッセージが丹念に織り込まれた素晴らしい作品だと思いました。



人と人とが繋がってゆく中で
必要不可欠な ”コミュニケーション” によって意思の伝達を行う時
各々が希望する【自己都合優先の解釈】をし、
伝えようとする側の気持ちや感情を汲み取らない(汲み取ろうとしない)まま
勝手な思い込みをしてしまうのは
そう”思い込んでしまった”というよりも
そうだろう という希望的憶測からくるものだったり
いじめが発生し易い現場(学校・職場 等…)に於いては
そう思っておかないと 自分にとって不都合だったり
或いは 困ったりする結果に繋がるという自覚がどこかにあるから
”そう思い込もうとしている” 場合が多いのではないかと思うのです。



それじゃ 本当の意味での意思疎通なんて出来ませんよね。。。



この作品での野口君も心の中では必死に訴えていたんです。



”こんな事したくないよ…”
”そんな事させないでくれよ…”


って。



でも彼のそんな心の叫びに気付かぬフリをし、気付こうともせず
野口君を傷つけていると認めると”自分が悪者になるから”
自分の都合優先で 気付かなかったと自分に言い聞かせ…
そして最後には 傷つけた現実から逃げ、忘れようとする…



そんなの 卑怯ですよね。。。。。



もし 仮に 本当に 嘘偽り無く
彼等が野口君を傷つけ、苦しめている事に気付いていなかったなら
自覚が無かったから【いじめ】にはならないのでしょうか?



相手の心に傷をつけたなら
傷つけられた方は 自分の心を踏み付けられ、壊された事…
その記憶は永遠に残るのですから
それが故意ではなかったとしても
やはり心を【いじめていた】事になるのだと思います。



人間は 嬉しかったり楽しかったりした経験よりも
不快で辛く耐え難い経験をした事の方が
より長く強く記憶に残るそうです。
だから フラッシュバックを起こし
パニックになったり 精神が不安定になったりするのも
『辛かった記憶』『怖かった記憶』『傷付けられた記憶』等が原因なのですよね…。



私は自分自身で認識する範囲では
いじめに遭った事も、人を(故意に)いじめた事もありませんが
この作品を半年以上前から何度も鑑賞しつつ
その度に 『もしかしたら… 私も。。。』と自問自答しています。



皆さんも
是非この作品を目にし
鑑賞する度に深く強く 変わる事なく伝わり続けるメッセージが
グサリと心に突き刺さる痛みから 逃げる事なく耐えて欲しいと思います。



何ヶ月も前から下書きし、数日前から考えに考え抜いた結果
無駄に長いレビューになってしまいましたが
こんな説明じみたレビューをしなくとも



『観れば 必ず心に届く…』



そんな作品でした。


脚本、演出、キャスト、主題歌 共に素晴らしかったです。




~ 自身への戒めとしても この作品の存在は忘れずに居たいと思います ~

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