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デス・レース (2008)

DEATH RACE

監督
ポール・W・S・アンダーソン
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3.63 / 評価:835件

解説

脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる、“死のレース”へ出場を決意する男の試練を描くアクション・ムービー。インディペンデント映画で有名な、ロジャー・コーマンが手掛けた1975年の『デス・レース2000年』を『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が現代的なアレンジでリメイク。主演は『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサム。流血とスピードと破壊が支配する壮絶なレースシーンに圧倒される。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

孤島の刑務所で繰り広げられる過激な死のレース「デス・レース」を放映し、人気番組となっている近未来のアメリカ。殺人の濡れ衣を着せられたジャンセン(ジェイソン・ステイサム)は刑務所の所長ヘネシー(ジョアン・アレン)からレース出場を迫られ、美人ナビゲーターのケース(ナタリー・マルティネス)を乗せレースに参加する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

「デス・レース」「スピード・レーサー」の対極にある粗く熱い手触り

 「デス・レース」は「スピード・レーサー」の対極にある。どちらのリメイクも、オリジナル作は荒唐無稽なカーレースものだが、演出の向かった方向は真逆。「スピード・レーサー」は原作以上に現実から離れ、スピードと彩度の限界に挑戦して、レースカーを重力から解放する。「デス・レース」は原作にはない現実味を付加、エンジンを覆う重金属はどこまでもぶ厚く重く、タイヤと地表との摩擦は極限に達し、レースカーは重力に軋む。さらに「ボーン・スプレマシー」以降の全ハリウッド・アクション、新007や新バットマンまでもが倣ったドキュメンタリー系演出に沿って、映像の手触りは粗く熱い。

 その結果、カルトではなく現代的な痛快娯楽アクションに仕上がったが、これは監督ポール・W・S・アンダーソンの計画通り。彼は元々「イベント・ホライゾン」と「ソルジャー」の監督。ハードSF的世界観と整合性のあるストーリー展開が好きで、「バイオハザード」「AVP」でも自明なように、どんなネタが来ようがこの好みを貫く。今回もその好みがいい意味で発揮されている。

 ふと思い出したのは、アンダーソン製作の「バイオハザードIII」。大型トラックが砂漠を駆動するときの陽炎に歪むタイヤの映像に、監督が「ハイランダー」のラッセル・マルケイであることを思い出したが、アンダーソン監督もあれを見て、俺ならこう撮る、と思ったのかもしれない。(平沢薫)

映画.com(外部リンク)

2008年11月27日 更新

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