ここから本文です

フィッシュストーリー (2009)

監督
中村義洋
  • みたいムービー 746
  • みたログ 3,578

3.89 / 評価:1645件

LP「誰にも届かないのかよ!嘘だろ」

  • raz***** さん
  • 2020年7月4日 18時30分
  • 閲覧数 257
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画の良いところはストーリーが繋がっているところだそうだけど、
個人的にはあっさり終わっちゃったなって印象だった。
綺麗につながっているとはいいがたいし、つながり方が薄かった。

というか、そもそも彗星衝突ってなんの意味があったんだろう。
ストーリー上の意味って重要だと思うが、説明は表層的だった。
だから最後まで彗星衝突に恐怖を感じなかったし
ラストで危機を脱しても解放感はなかった。

5つの年代のサブストーリーも内容がバラバラで寄せ集め感があった。
普通ならもっと軸となる要素を盛り込んで共通項を見せるものだけど
そういうのはなかった。(単に人物のつながりだけだった)

だから、どうしてこの映画のストーリーはそういう構成だったんだろうかと、
いろいろ考えたw





でも何から考えればよいのやら。

やっぱ、音楽ってのを中心に考えるべきか。
音楽と言えば、この映画ではレコードやカセットテープが出てきて
懐かしかったのが印象的だった。

うん。
ああ、そういうことかw

解散したあのマイナーなパンクバンドはLPレコードだなw(隠喩)
その7年後の1982年はもっと手軽に扱えるカセットテープの時代。
だから、車の中でカセットテープをこれ見よがしに映したんだ。
1975年の段階で、LPレコードは衰退を迎えつつあったということか。

そして2009年のシージャック事件で活躍したコック(森山未來)はCDだw
彼は1982年の婦女暴行事件を防いだことで出会った二人から生まれた子供だった。
wikiによると、1982年に欧州で初めてCDが販売されたらしい。
ならば結婚したあの二人はソニーとフィリップスってことかw

そうするとあのコックが強かった理由もわかる。
CDはレコードやカセットテープに比べると格段に耐久性がある。
そしてエラー訂正にも強い。リードソロモン符号ってやつ。
コックが銃弾を受けても死ななかったのはそういう意味なのだろうw

じゃあシージャックを実行した敵って何だろうか。
やっぱ、時代的にインターネットによる違法コピー被害かな。
売り上げが減ってCD販売さらには音楽業界に危機が訪れたってこと。

それで違法コピーは海賊版だから、シージャックなわけねw
おもろいw




2009年の段階では、まだ何とかなっていた音楽業界。
この映画は2009年公開だから、
彗星が落ちてくる2012年は、映画公開時はまだ未来。

つまり
「彗星衝突=音楽業界の崩壊」という未来の危機を描いた映画なわけやなw

おーw
ちょっとスッキリしたw

映画の冒頭(2012年)、レコード屋がまだ存在していたこと自体が
音楽業界にはまだ希望があるというメッセージだったわけやね。

レコード屋でくだをまいていたあのオッサンは、
どうせ音楽業界なんてすぐに消滅すんだから、
音楽は諦めて他の好きなことをやろうぜっていう人間。
他にも楽しい娯楽はあるだろうっていうこと。
まあそれはそうかもだけど、それでも音楽はなくなったら困る。

2012年の彗星衝突を防いだのは、世界一っていっていいくらいの天才少女。ネット時代に音楽業界が生き残るためには、そんくらい頭が良くなきゃダメなんだろうね。それだけじゃなくて、音楽業界の売り上げを支えているのはAKB(2005年活動開始)とかのアイドルグループだよみたいな意味合いもありそうw




最後に、この映画のタイトルにもなったフィッシュストーリーという翻訳本だけど、あのエピソードの意味は「音楽は世界共通の言葉」ってことだと思う。

外国語の文章をただ日本語に直訳しても意味不明でしかない。ところが、それを音に乗せると不思議と言葉に込められた感情が伝わってくる。勉強したことのない外国語をただ聞いてもつまらないが、歌や音楽ならば知らない外国語であっても聞くことができる。だから、音楽に国境はないってことなのだろう。この映画のラストの展開とも合致している。なかなか面白いエピソード作りだと思う。




ここまで書いたことがあってるかどうかは知らんけど、
上記のように考えれば一応スッキリはするw するよねw!(強制)

音楽媒体の変遷の歴史、それから、音楽業界に訪れた危機と未来への可能性をストーリーにした映画。もしそうだとして、発想としてはどうなんだろう。好き嫌いは分かれそうw
僕はわりと好きな部類。
こういう題材はストレートにドキュメンタリーでやっても面白いけど
この映画のように擬人化してドラマにした方が記憶には残りやすいかもね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ