あらすじ・解説
1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。しかし、チェ・ゲバラは変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れるが……。
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作品レビュー(279件)
- 小さき僕
4.0点
ネタバレ衣食住足りて礼節を知る
このレビューにはネタバレが含まれています。 - grizoumin17
2.0点
彼自身が言うように愛に満ち溢れていた人間だからこそ妻と子供を残してまで革命に命を捧げたんだろうと、なんとか納得できる。キューバ政府を離れるのも仕方のないことだったみたいだし。(映画にはなかったけどソ連を批判して怒らせた件) もっともっと日本や旧西側諸国にも評価されていいんじゃないかと思う。 ただこんな無名の人間がいうのもなんだけど自分の家族を幸せにすることも革命と同じくらい、それよりも大切なことだったんじゃないかな。どんな立場の人間だろうとチェのようにどんなに人々から必要とされてる人間だろうと、自分から命を捨てる危険を冒す必要が本当にあったのか。キューバの時と違って名声があるのだから武力闘争でない方法で革命を進めることもできたんじゃないかなと映画を見ながら思いました。それだとガンジーみたいだけど。 映画自体は淡々とボリビアでの闘争を再現してるだけ。歴史に興味のない人は辛いと思う。
- bar********
5.0点
チェ 39歳 別れの手紙。『チェ 28歳の革命』からの続きになっていますので、そちらから見るとより楽しむことができると思います(こちらから見ても問題があるわけではありません)。 チェ・ゲバラはボリビアでその生涯を閉じました。敗北して世を去ったようにも思えます。しかしその義に殉じる姿勢は多くの人々の心を動かしてきました。われわれの国にも義に殉じた侍たちは数多くおります。前作『28歳の革命』で語られていたように、「勝敗を左右するのは、いつも無名の戦士たちの勇敢な行動である……」 この言葉を考えると、本当の英雄とは、革命戦争で散っていった多くの兵士たちだということになります。無名であるということは、それだけ偉大で美しいことだと私は考えます。チェ・ゲバラはその象徴として存在しているのです。大切なのはいかに考え、いかに戦ったか、その2つだと思います。 ただ残念なのは、彼の持っていた反帝国主義が高度なものであったためか、彼の思想を受け継ぐ人間が現れなかったことです。多くの人々は思想といったものではなく、彼のなしたこと、彼の話した言葉に惹かれるものです。彼のような人間はおりません。帝国主義は時代の移り変わりと共に弱まりつつありますが、やはりアメリカだけはいまだに強烈な影響力を保持しようとし続けています。 現代においてチェ・ゲバラの存在はどういった意味を持つのか……もう一度そのことについて考えてみたいと思います。 それはやはり「考えること」……彼のしたことと現代の問題への関係性を捉えること……新しい状況での問題をいかに捉えるか……表面的なことではなく、しっかりと学んでいかなくてはならないということ……その一つ一つが革命的闘争なのだと思います。 映画としてはとてもよくできていると思います。しかし構造的な視点がもっとあったら面白かったな、と思っています。ミクロな視点が多すぎるので全体構造をどう把握したらよいのかわからないのです。しかしそれを些細な問題にしてしまうくらい、全編のシーンにほどよい緊張感と美しさがみなぎっています。
- iwa********
5.0点
なぜゲバラが死なねばならないかが、理解できた。前作では革命が成し遂げられていく高揚感。今作では革命が失敗する過程を丁寧に描いている。 この映画を酷評しているやつに映画を、ゲバラを語る資格はない!!
- tos********
3.0点
チェ2部作の2作目。チェ・ゲバラがキューバを出国し、ボリビアでの活動の結末までを描く。前作は革命の成功を描いていても、何か躍動感が足りない感じでしたが、今作も淡々と細かな出来事を羅列したいても焦燥感が少し加えられているようです。 キューバ革命の成功で、カリスマ革命家となったゲバラ。その大義の本質にあるのは貧困、格差の是正でした。しかし当時の世界中の、特に若い人にとって、大義以上に、「革命」「ゲリラ」「武装闘争」という言葉ばかりが魅力的にうつっていたように思います。独裁国家のボリビアの人々が、ゲバラたちを受け入れなかったのは、外国人であるから、あるいはカストロのような人物がいなかった、さらに若者に魅力のある言葉に警戒していたためか。
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