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ロルナの祈り (2008)

LE SILENCE DE LORNA/LORNA’S SILENCE

監督
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
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3.65 / 評価:99件

偽装結婚の想像妊娠? 分かり難いね。

  • 百兵映 さん
  • 2015年8月7日 16時08分
  • 閲覧数 836
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 『自転車と少年』でこの監督さん(たち)の映画に出会ってちょっとショック。どんなレビューも軽い感じがして、レビュー書きは先延ばしにして『ある子供』を観た。やはり同じような感じ。それで本作『ロルナの祈り』も覗いてみた。

 これは、この監督を理解するのに助けになったかならなかったか微妙なところ。もし最初に観たのがこれだったら2作目・3作目へと関心が続くことにはならなかったかもしれない。

 もうちょっと易しく(優しく)作ってくれるとよかった。元々が、言葉では説明のつかない心の深奥を描く兄弟監督だから、言葉、特に説明的な言葉や心情的な言葉は廃している。安っぽい感情の高まりを誘うようなBGMも廃している。派手な画面構成も廃している。廃して、廃して、排して、排して、淡々と繋いでいく。

 それで、分かる人は分かる、感じる人は感じる。それでよし、ということなのだろうけど、程度問題じゃないかな。もうちょっと易しく…というのは、廃した言葉、排したエピソード等々、少し(画面に)戻していただけたら、ということ。ま、廃する・排するばかりでなく、配する配慮も(優しさ)もあったらいいのかな……と。

 想像妊娠だった? そういう想像が必然だった? 本気で産むつもり? 本当に生きていける? ―― そういうことを理論的に解説したのでは味も素っ気もなくなるし、(この監督さんの)映画ではなくなる。それはそうなのだが、それを、…??? の観客の「想像にお任せします」とか「分かる人だけ……」というのでは、優しくないと思うんだな。

 例によって音楽なしかと思っていたら、最後の最後になって、エンドロールに被せるかたちでベートーベンのピアノソナタが流れる。この場合この曲が、合うのかな、どうかな。

 この監督さんの作品はもう少し観ないと何とも言えない。少なからず気になる世界なのだ。

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