オリンダのリストランテ
タダラフィル
4.0点
「瞳の奥の秘密」や「今夜、列車は走る」もアルゼンチン映画ですが、この「オリンダのリストランテ」もアルゼンチンの映画です。 舞台はブエノスアイレス。ここで小さな料理屋(リストランテ)を経営し、料理を作っているのがそろそろ老年期にかかろうかとしている女性オリンダです。使用人はしょっちゅう皿を割るし、自分に好意を持ってくれている男性客の態度も煮え切らないし・・・。いっそ店を売ってしまおうかと商談も進めています。この店に突然現れたのがドイツからの旅行者ピーターです。彼は母国ドイツで恋仲となった女性を追ってブエノスアイレスまで来たのですが住所に女性はいなかったのです。その上、安宿で自分の金や荷物を盗まれた彼は、たまたま知ったオリンダの店に寝泊りをさせてもらうようになり・・・・。 懸命に異国で一人の女性を探すピーターを見ているうちに、オリンダも自らが移民してから帰っていないイタリアのことを思い出すようになり・・・。 すごく感動するかというとそうでもなく、でもどことなく暖かく、なんともいえない映画です。 画像はお世辞にもきれいなものでなく、もっとうまく撮影できなかったのかとも思います。 こういう秀作映画のDVDが廃盤となっているんですからね。もっとも、オンラインで鑑賞できるみたいです。
閲覧数435