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オリンダのリストランテ
2008年11月1日公開

オリンダのリストランテ

HERENCIA

962008年11月1日公開

sak********

5.0

会社の近くの定食屋のメニューに・・・

味噌カツ定食があったので注文したら、注文を聞きにきたおばちゃんに「そのメニューは古いので味噌カツ定食は無いよ!忙しいから日替わり定食にして!」と叱られ唖然とした事があります。日替わり定食は日替わり定食で美味しかったのですが、「味噌カツ定食がよかったな~」と思いました。でも、おばちゃんの雰囲気がどことなく憎めない感じで不快には思いませんでした。 本作は、そういう雰囲気を思い出させるブエノスアイレスのリストランテを舞台にしていました。物語の縦軸には「リストランテのおばちゃんの様子」が描かれ、横軸には「リストランテに住み込んでいるドイツ青年の様子」が描かれていました。そしてそれらに共通していた雰囲気は「孤独」や「寂しさ」でした。 一生懸命仕事をしている時は感じないけど、仕事が終わって1人になったとき感じる「このままで良いのかなあ?」という不安・・・。多分、多くの人々が感じている事だと思います。 「先が見えない・・・」これが、不安の正体だと思いますが、本作ではおばちゃんとドイツ人青年が一歩踏み出す事で不安を乗り越えようとすることが描かれておりとても好感が持てました。 また、料理の描写も美味しそうで作品に彩りと華やぎを与えていました。

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