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オリンダのリストランテ (2001)

HERENCIA

監督
パウラ・エルナンデス
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  • みたログ 137

3.86 / 評価:36件

ブエノスアイレスの定食屋のオバチャン。

  • tengu3711 さん
  • 2010年5月17日 15時40分
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

どーも、月曜は、クレームの嵐でタイヘンですな。

我が営業課にも、「旅に出ます」社員、ひとり発生!

このクソ忙しいのに、「カリフォルニアの空が観たい!」という若者には、

「あぁ・・ソーデスカ、イッテラッシャイ!」としか言えないよな。


で、思い出したのが、この映画。

「オリンダのリストランテ」

これ、間違えて「オランダのレストラン」の映画かぁ・・・なんて観てしまい、

なんか・・・水車もチューリップもシーボルトも、出て来ないなぁ・・・と思ったら、

「オランダ」じゃなくて「オリンダ」でした・・・・(T_T)


オリンダとは、主人公のオバチャンの名前。

ブエノスアイレスで「リストランテ」を開いているオリンダおばちゃん。

まぁ、入谷や町屋で「定食屋」開いてる在日のおばちゃんですな。


「定食屋」っていうのが、いいんだよね。

こじゃれたチェーン店なんかじゃ、絶対出せない「味」が、在る。

よく「なんとか屋」とか「なんとか食堂」なんてチェーン店あるよね。

でもね・・・定食屋と言ったら、「おばちゃん」ですよ。

年季の入ったオバチャンが創った「味噌汁」こそ、「定食屋」の醍醐味なのよ。


「かれいの煮つけ」に、ホウレンソウのおひたし、ポテトサラダ少々に冷や奴。

それに大盛りご飯と、「しじみの味噌汁」・・・これで450円!!

スポーツ新聞の「エロ情報」欄を横目に、「味噌汁」をすすると、


「味噌汁、おかわり自由だよ!」


なんて、おばちゃんの声!

隣のテーブルでは、ニッカボッカのオヤジが、晩酌しながら、

「このアタリメ固くなっちったよ!あっため直して!」なんてオバチャンに注文。

テレビからは、「1万円のラーメン・・・そのオアジは?」なんてやってて、

「1万円だってよ・・・くだらねぇ・・・」

厨房から出て来て観ていたカンニング竹山似の大将が、咥えタバコで吐き捨てる。



これぞ!正統派「ザ・定食屋」って、ヤツです。



入ってすぐに掛けられる言葉は、「タバコお吸いになられますか?」なんてヤボじゃなく

「さけ?めし?・・・どっち?」

これだよね・・・・これが、「定食屋」というものです。



で、オリンダおばちゃんの「定食屋」に、金を盗まれたドイツ人旅行客が、

転がり込んでくるアタリから、映画が動き出す。

このドイツの若造は、どーやら、女のケツを追って、

ブエノスアイレスくんだりまで来たボンクラと判明・・・・


「定食屋」だから、ケチャップくれ!だの、味がどーだの言う奴も出て来る。

この作品のテーマは「人生、思うようにはいかない」です。

人生なんて、所詮、料理と一緒。

自分にピッタリの「味」なんて、そうは見つからないものなのよ!

だけど、人は「やれ、マヨネーズだ!」「ゆず胡椒だ!」なんて言いたがる。


「旅」に出たところで、その結果が、自分の「味つけ」と違う事などヤマほどある。

それでも、人は「旅」に出たがる。

「味」じゃないんだよね・・・・

気分を変えて、違う場所で「食事」をする・・・・ソコなんだろうね・・・・

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