ここから本文です

劔岳 点の記 (2008)

監督
木村大作
  • みたいムービー 466
  • みたログ 2,625

3.55 / 評価:1,202件

捧げられても、浮かばれません!

  • os_***** さん
  • 2019年6月1日 23時45分
  • 閲覧数 303
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

これ、原作者の新田次郎氏、そして、実際の当時の苦労された方々が見たら怒りますよ。
と、思ってしまうような映画でした。

細かい演出、BGMについては、他の辛口レビューがありますので、そちらにお任せします。

思うに木村大作監督、「映画を撮ること」を楽しんじゃってるような、そんな気がします。現場が大好きなんでしょうね。
その結果どうなるかというと「観客が楽しめない映画」「木村大作監督だけが満足な映画」が出来上がってしまった気がします。

あまりにも分かりにくい映画でして、
原作を読んでない人は、この作品、理解できますかね。

まず、地図がでないから位置関係がわからない。
剣岳登頂へのスケジュールがわからない。
登頂への作戦行動(なんども登ったり降りたり)がわからない。
登頂がなぜ厳しいのかわからない。(わりと尾根を歩いている画もあるので登頂するんじゃないか、と思っちゃう)
なぜ登頂できたのかもわからない。(原作では柴崎が修験者の「雪を背負って登り雪を背負って降りる」をずっと考え続けて答えをやっとひらめいた)

とにかく、ワイドな画でメリハリなく、原作の物語をを追うだけだから、とにかくつまらないんです。で、わからないんです。(もう原作を殺してます!)
さらに、映像なのに寒さ過酷さも伝わらないんです。

例えば、100年前の登山ですから天幕(テント)の重さ、今とは違う手袋や防寒着のチャチさ、火をおこす食事の大変さ、水の運搬の大変さ、寝袋の寒さ、など、原作者新田次郎氏より考証を重ね、それを映像化したら「おお!さすが映画だ!文学とまた違う!」と、感動すると思うんです。(新田次郎氏より考証を重ねるのは困難ですか…)

そういうのもなく、「自然美のインサートカット」「クラシックBGM」「歩く遠景ショット」の繰り返しです。

と、いうことで映画の出来としては、ちょっとどうかなーという感想なのですが、ところがどっこい、受賞歴!

日本アカデミー賞最優秀監督賞
日本アカデミー賞優秀作品賞
などなど。


日本映画史の傑作の部類でした。。。
失礼しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ