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きつねと私の12か月
2009年1月10日公開

きつねと私の12か月

LE RENARD ET L'ENFANT/THE FOX & THE CHILD

962009年1月10日公開

wha********

4.0

ネタバレ童話として楽しむ映画なんだと思います。

始まってしばらくして少女がまだ台詞らしい台詞を言っていないことに気づいてストイックなまでにきつねを探し求めるシーンを積み重ねて行くのを見ていて、普通の映画ではないなと思い好感を覚えました。 山猫に追いかけられるシーンはただの動物なのにまるで殺人鬼に追いかけられるような怖さを感じて面白かった。 暗闇の中の演出も綺麗で神秘的なあやしさがありました。 これはドキュメンタリーのような撮り方をしてはいますが、そうではなく、単純に童話として楽しむ劇映画(フィクション)なんだと思います。 でも劇映画でありながら感傷的な演出、シーンにしていないところは作り手の個性であり、ひとつのセンスであり、そういう映画を見たかったのでよかったです。 ちなみに小さい頃、すずめを飼いたくてエサで誘って鳥カゴに入れた事があります。 激しく壁に当たって暴れて痛々しかったので、怖くなって逃がしたことを思い出しました。 死んだかに見えたきつねは衝撃でした。 あれは強烈で映画見た後、ブルーになりまして…。 ガラスで切って血だらけになって逃げる程度に留めたマイルドな演出くらいでも十分メッセージは伝わったと思うので、ちょっとラストは重かったですが‥。重いトーンになったとしても、もうちょっとフィクションとして映像で最後、暖かく終わって欲しかった気もあります。 歳を重ねると、癒されたくなるもので…。 でもめずらしい映画でした。

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