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20世紀少年<第2章> 最後の希望 (2008)

監督
堤幸彦
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3.19 / 評価:1582件

解説

人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを、総製作費60億円をかけ、全3部作として実写映画化したサスペンス巨編の第2作。“血の大みそか”から15年が経った2015年を舞台に、秘密基地のメンバーたちと“ともだち”による新たな攻防が展開する。監督は前作に引き続き、『自虐の詩』などの堤幸彦が担当。豊川悦司、常盤貴子らに加え、平愛梨などフレッシュな顔ぶれも加わっている。驚がくの真実が次第に明かされていく第2章から目が離せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

“血の大みそか”から15年後の2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止したともだちは救世主と崇められていた。高校生になったケンヂのめいであるカンナ(平愛梨)は、そんなともだち中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会

「20世紀少年 第2章/最後の希望」幼稚なファシズムがはびこる中、次世代キャラクターが活躍する第2作

 小学生の時に一緒に遊んだ仲間の誰が、カルト教団の教組“ともだち”なのか?という疑問が牽引する人気シリーズの第2作は、前作から15年後の2015年が舞台で、ケンヂの仲間たちは年をとり、次世代キャラクターが活躍する。悪魔のテロリストにされたケンヂの姪のカンナ、彼女の親友で高校生の小泉響子、事件に深入りして命を落とした刑事チョーさんの孫でやはり刑事の蝶野、オッチョと一緒に脱獄した漫画家・角田。観客は、彼らとともに“ともだち”について学習していくことになるのだ。後半のクライマックスでは、人々がスクリーンを埋めつくすいかにも映画らしい見せ場がある。人々が“ともだち”によって簡単に洗脳される幼稚なファシズムが、今の世相を反映しているようでおもしろい。

 このシリーズは70年代カルチャーが好きか嫌いで評価が異なる。「ともだちの塔」は70年に開催された万博のシンボル「太陽の塔」のコピーだし、カンナの部屋にも70年代アイテムが並ぶ。さらにサダキヨが小泉響子を連れていく〈ともだち博物館〉には、当時のコミック誌やグッズがあふれていた。それは“ともだち”のルーツでもあるオタク精神を感じる場所で、前作“血の大みそか”に巨大ロボットが出現したことも妙に納得する。懐かしさが凝縮したあの部屋だけは、もうちょっとゆっくり見たかった。(おかむら良)

映画.com(外部リンク)

2009年1月29日 更新

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