2010年2月20日公開

コトバのない冬

942010年2月20日公開
コトバのない冬
3.3

/ 50

18%
34%
22%
14%
12%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(34件)


  • j_m********

    4.0

    ネタバレ何かが残る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ギーギ

    3.0

    ん?

    キャストはいい。 高岡早紀さん、何歳だか知らないけどとてもかわいい。 あのキャストじゃなかったら、 大学生の卒業制作みたい。 ハンディカムで撮ったみたいな場面があって、 ピントもオートみたいなかんじで カメラの使い方がわからないひとが撮影したみたいだった。 あの手ブレは狙ったのか? だとしたら、ちょっとわざと揺らしすぎかな。 ホームビデオっぽいのを狙ったのかな。 なんか惜しいな。 脚本は無くて、キャストの人に「なんか適当に話して」とかいって、 後から編集した人に上手いことやってもらって成り立ったみたいな映画に思う。 あれ、ショートショートにしたほうがいい作品になったかもわからない。

  • goo********

    2.0

    台本ない映画なのかな

    一発撮りのアドリブ演技にみえました。 ずーっとしがみついてみてないと、なにかわからないままおわります。 音がぜんぜんないから、パソコンとか触りながらだと、もうなにもわかりません。 渡部さん、映ってるのがすくなすぎるよ。 高岡さんをいっぱい撮ってたいのはわかるけどさ。 これみるひとはまずあんたのファンなんだぜ?

  • tit********

    2.0

    ネタバレうーん。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • やまねこおことわり

    2.0

    唐突でバランス悪い

    よく単発一時間ドラマってあるじゃないですか。あの枠が丁度いいんじゃないか?と言う作品。 前半と後半のバランスが悪すぎて、ちゃんと計算して作り直してほしい。時間は丁度半分の正味45分くらいで充分。 他の方のレビュー見なかったら前半見て止めている。作り手の趣味を押し付けがちなアマチュア映画のようだった。 手持ちカメラの揺れ感も「酔い」そうで、凝視していられなかった。北海道民ですが、冬の北海道映像としては不満。 リテイクなしに拘る必要も感じなかった。明らかに不自然だったり力不足の役者も参加しているし。 ストーリー案はいいのに、繋がりが雑で唐突。不親切で分かりづらく悲恋でも涙も出やしない。 渡部篤郎が冬の木馬でも動かして、そこから落馬するとかの方がドラマだよね~。 記憶にあってもなくても、人は皆、喪失感を抱いて生きていくってな辺りがテーマか?と邪推するも気持ちが入り込めなかった。残念。

  • chi********

    5.0

    コトバにできないほど繊細な、いい映画です

    東京国際映画祭で観てきました。 映画は主演の高岡早紀さんのシーンからスタート。 北海道の小さな町で、父親と単調に暮らす黒川冬沙子(高岡早紀)が ふとした事から、コトバの話せない男(渡部篤郎)と出会う。 東京から実家の北海道に一時戻ってきた、大学生でモデルの仕事をする 妹(未希)と、家族付き合いのおばちゃん(渡辺えり)、 コトバの話せない男の上司?(広田レオナ)が物語を進めてゆく。 北海道の雪景色に、馬たちの躍動感のある情景。 赤いジープで走る道。なにげない会話。 家族の日常の風景。バスを待つ姿。 携帯を取り出しては、繰り返し恋人に連絡を取ろうとする冬沙子。 そんな単調で、ある時は孤独を感じるような冬沙子が、 ある日、大雪の中でコトバの話せない男に出逢う。 その時はすぐに別れるのだが、冬沙子と男の感情にに何かが 湧いてくる。 2人は1人の孤独な時間に、お互いを思い出す。 それは何なのか、2人にもよくはわからない。 そして、一緒に男の働く、冬には閉まっている遊園地で 話をし、バイクに2人乗りをして、戻った遊園地で0ミリに接近。 刻まれる温度。 そんなある日、冬沙子にアクシデントが起きて入院することに。 失われた少し前の記憶。 欠落しているのは短い期間の記憶だけなのだが、、。 そこに駆けつけた恋人、急展開する物語。 とにかくラストまできれいに撮られている印象だった。 雪や馬や、ちょっとした町と家の情景をうつしてあるだけなのに、 映像が綺麗なのだ。 家族や知り合いとの会話(渡辺えりさんの)が異常に面白くて 可笑しくてしょうがない、爆笑ものの場面があるかと思えば、 コトバのはなせない男との無音の世界。 音楽も入ったり、切られたり、 刻まれた映像でのそれぞれの役者さんの、生き生きとした表情や それぞれのキャラクターにハマリきった、言葉と動きに雰囲気。 思いがけずラストに向けて急展開する物語。 そして、静かだけれど、まだこの後にかすかに、わずかに、 何かが起こりそうな予感を残すラスト。 とてもとても素敵な映画だった。 自然な映画なのに、ロードムービーなどの枠組みにも、どのジャンルにも 入らないような、ほどよいゆるさと、緊張感と、物語と役者と、音楽に 映像の美しさも全部揃っていて、最後には観客一人一人が色んな感想を 抱けるような、ちょうどいい隙のようなものもあり、 心底、センスのいい、しかも新しい監督さんだなーと思う。 初監督で、自主制作で、低予算でここまでやるなんて、 渡部篤郎という役者さんは、こんな才能があったのかと驚きました。 素晴らしい!というほど、この映画は普通の映画のように、 多くを語ろうとしない映画な気がして。 素晴らしいのだけれど、それよりも素敵だった!と思った。 そして、渡部監督は、些細に思える日常にも必ずドラマがあり、 幸せも確実に存在することを、繊細に、丁寧に写し撮った作品を 届けてくれました。 こんな日常を愛する気持ちこそ、素晴らしいことを、伝えてくれた 気がして。 それって、一番素敵なことだと思えました。 渡部監督曰く、低予算でもこんな映画が撮れる。 才能のある人たちが色んな作品を発表できるように、布石になればということで、 その映画への想いにも感動したので、星は5つです!

  • set********

    3.0

    ネタバレいろいろもったいない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • taj********

    4.0

    日常を極めたら、映画の可能性がみえてきた

     俳優・渡部篤郎さんの初監督作品にして東京国際映画祭コンペティション部門出品作です。技術的な問題は当然ありますし、低予算自主制作ということで映画祭特有の華やかさとも無縁。でも、こんなに地味で、でも監督の顔のみえる映画が生まれてきたこと、それが巨大予算作と肩を並べてコンペにいることを嬉しく思いました。  お話の舞台は北海道の小さな町、由仁町、まだ雪深き3月。父親・遼一(北見敏之さん)と変哲もない日々を暮らす、黒川冬沙子(高岡早紀さん)が主人公。彼女は夕張へ薬を届ける途中、閉園した遊園地の施設を管理する男、門倉渉(渡部篤郎さん)に会います。渉は言葉が口にできない人物。不思議とひかれあうふたりなのですが、ある日冬沙子が落馬、以前10日間ほどの記憶を失ってしまい―という物語。  ところで「コトバのない冬」は監督原案です。ひとつの物語が元来あったのではなく、まず夕張の土地、閉鎖された遊園地が印象にあり、落馬と記憶喪失の体験も別にあって…と、ばらばらにアイデアが出てきたと監督は語ります。「土地」という言葉を何度も使われたのが印象的で、もしかして監督は、地霊に撮らされたのかもしれませんね。  さて、彼女が落馬さえしなければ、“映画的”な事件すら皆無の、平凡に平凡を重ねた日常がテーマの作品です。なにをさておき、この日常の描きかたが、独創的で素晴らしかったです。  脚本はあるんか?と疑うほど、冬沙子たちはナチュラル。手持ち中心のカメラワークも相まってホームビデオの雰囲気すら。しかし同時に、外野の僕らが観ていてもほっこり面白く書かれている感じ。脚本はあの岡田惠和さんですが、監督いわく「俳優ひとりひとりに任せることを先生に伝え、“ゆるく”書いてもらった」とのこと。「ちゅらさん」の例もあるように氏に日常風景書かせたらピカイチなのに、あえて監督、俳優の裁量を大きくしてきました。  とすると、俳優さんの“演技(とは思えないけど…)”の責任は大きい。でも、高岡早紀さん以下、心から“そこにいるような人びと”になっていて驚きました。自主制作ということもあり、渡部さんがプライベートも知っている人々を、あて書きのように配したそうです。おかげで家庭の場面なんて最高に日常くさい。みどりおばちゃん(渡辺えりさん)の“田舎のおしゃべりおばちゃん”ぶりが傑作。脚本以上のこと勝手に喋り続けてたとしか思えないし、そんな逸脱を、冬沙子や妹・早知(未希さん)も自然と笑って返しています。  撮影上の特徴は、リハなし、NGなし一発撮り、無理にカットをかけないカメラ回し、とのこと。  (1シーン5分回し続けたのもザラだったそうな。)  おばちゃんのアドリブ弾丸トークはこのおかげでしょう。そうでなくとも、天気の変化が激しい北海道冬ロケならば、状況によって彼らの想いはすぐ変わるはず。そんな北海道の日常に対する愛着が窺えました。大雪になったら、冬沙子から父親への電話は「寒い」「雪」が乱発されてたし…佐藤二朗かよ!くらいに(笑)。  あとひとつ、記憶がキーワードの本作、映画で普通この語が出ると、“残る”記憶のことですよね。でも「コトバのない冬」は、日常の中の記憶のお話。だから(僕らの日常生活がさほど記憶に残らないように)記憶は抜けて当然、のスタンスでした。冬沙子のように記憶喪失にならずとも忘れてしまう日常、ある意味残酷だけど、映画の上映と違って日常は続いてゆくんだ、そんな想いの強く残る終幕でした。  もともと日本の映画は“半径3メートル”=日常の描写が得意と聞きます。日常を描く邦画は多いけれど、それでも創った痕は大抵嗅ぎとれるものです。  しかし「コトバのない冬」は、本当に日常の純度が高い。日常描写を突き詰めたらすごいオリジナルができてしまったという、奇妙な倒錯を目撃した94分間でした。  というわけで“演技”は全員、文句もありません。高岡早紀さんの横顔、篤郎さんの訥々とした動き、渡辺えりさんの口(笑)。目新しい演技をしているのではなく、逆に、フツーフツーを志向しています。これがいかに大変なことか、監督へのティーチインで質問に立った僕は実感しました。第一声、ひっくりかえったもん(笑)。  冒頭に書いたとおり本作はTIFFコンペ出品作。有名俳優の作とはいえ超低予算の自主制作映画です。抜擢した映画祭関係者のみなさまに拍手でごさいます。お世辞にも完璧ではないけど、作り手の“顔”がはっきりと見えてくる本作。凡庸な大作よりも独創的な小品、鶏口となるも牛後につく勿れ。それこそが真に、TIFFコンペ部門ディレクター・矢田部吉彦氏の言う「映画のもつ広い可能性」(公式プログラムより)だと、僕は思っています。客観的には星3つくらいかもしれません。でも、可能性をみせてくれた渡部監督と映画祭に敬意を表し、プラス1点とさせていただきました。

  • yos********

    4.0

    フランスの影響?

    篤郎監督、以外にロマンチストだったんだ。 私の中の渡部篤郎はニヒルなイメージだったから 恋愛色の薄い作品を撮るんじゃないかな と思っていた。 ニヒルだから、恋愛作品は撮らないというのは 勝手なイメージだけど・・・ 全編にわたり、淡々とした作風はヨーロピアンで さすがにフランスで舞台経験してきた影響が 出ているな(出したかどうかは知りませんが) という印象。 前半は高岡早紀のイメージビデオかともとれる映像 そこから、一人二人と交わる人物がでてきて ストーリーになっていく感じ。 ただ、よくわからないというシーンは多い。 素人には“このシーン、必要?”ともとれるものが 監督には“重要”なシーンなのかな? 1時間30分の作品なので、前半を観て 「耐えられん!」と止めてしまうのではなく 我慢して最後まで観てみれば、その切ないストーリーに 篤郎監督のロマンチストぶりが窺える。 渡部篤郎が出演しているという所に 評価を一つ乗せてもらって もし、渡部篤郎出演なしならば、残念ながら もう少し評価が落ちるところだろう。

  • bra********

    3.0

    ネタバレ観る人を選ぶ作風でしょうか?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sav********

    2.0

    渡部篤郎初監督作、大好きな役者さんですが

    お客さんからお金を払って観てもらう 映画の作品になっていたかと言うと、どうかな?と。 私を含めて3人という まるでホームシアターのような状況で 鑑賞させていただきましたが、うしろに 座っていたカップルの兄ちゃん、上映中に 2回もトイレに行ってましたからね。それだけ 集中力を持続させてみるには難しい作品でした。 ・俳優さんに状況だけを伝えての、ほぼアドリブ ・セリフに詰まったり、言い間違えたりしても、そのまま採用 ・心の揺れを、カメラの揺れで表す ・一台のカメラで会話をしている  2人を映し、わざとホームビデオで  撮影したかのように見せドキュメント的な臨場感を表す そんなやりたいことをやりきった感は 十二分に伝わってきたのですが、それだけになってしまっていた気がします。 最大の見せ場のラストシーンも 作品に入り込んでいれば、感動のあまり 号泣してしまうのでしょうが、そこまでの プロセスで「なんか違うよなぁ」と、まったく 作品に入り込んでいませんでしたから、なす術もなく傍観するしかありませんでした。 ☆彡     ☆彡 今作にはクエスチョンマークをつけましたが、 大好きな役者さんには違いありません。『まっすぐな男』も見てるし。 決して、AAAの宇野ちゃん目当てだけではないですよ(苦笑) 俳優としての御活躍、 監督としても、これを糧にして また作ってみてください。楽しみにしています(笑顔) 期待を加算して、星2個にしておきます。

  • jig********

    3.0

    コトバの出ない物語

    普通の生活、普通の田舎町、いつもの風景、 なにかが起きる気配をあまり感じずなにも起きない。 曲もほとんどなく手持ちカメラで撮影したかのような 映像が淡々と流れているだけ。 そこに面白みがあるのか?と問われれば、 ない。と応えるところですが、 途中で登場した食堂の女将役の渡辺えりは少々面白い。 延々と話をしてとにかくヒマなのかあなた・・と 思いましたが、女性はとかくおしゃべり好きと 思えば彼女の描写は至極真っ当。 個人的には彼女の語っていた映画の話、 中年の記憶喪失者と小学生くらいの女の子の 悲恋話が気になってしょうがなかった。 タイトル忘れましたが、 あの話本当に映画であるのだろうか? ちょっと気になる内容でした。 何も起きないで終わるか思われた彼女らの生活に 事故が突如起き、何かが大きく動き出すと思われた話が 大きくもならず収束するようにも見えず、 これが”コトバのない”という意味かと、 その時はじめて理解できることかと思います。 ソコに持っていくまでの地ならしが 今までの淡々とした普段の生活描写なのかと理解は したものの正直退屈だな~となるのは普通の感情でしょうか。 そこはむしろ感想も”コトバのない”と応じるのが 通ぶっていてよいのか・・もね?

  • kat********

    2.0

    コトバのない冬

     高岡早紀の横顔が多く印象に残った。急に病院にベットで寝ているシーンになったりで、もう少しストーリーがつながっていると良かったと思う。ラストシーンも物足りなさを感じた。渡辺えりの会話のシーンは自然な感じで良かったと思う。

  • ach********

    4.0

    ジグソーパズルの想い

    人の一生を一本のフィルムだとすると、そのうちの、とある10日間あまりを無造作にパツンと切って見せたかのような映画。 だから、そこには予定調和がない。 それを「起伏がない」と取るか「やるせない」と取るかは人によるのでしょう。 ちなみに私は後者。 膨大なピースのジグソーパズルは、ひとつのピースを失っても、全体像を失うことはない。 けれど、欠け落ちたひとつのピースから全体像を見ることは、もはやできない。 欠け落ちたピースに取り残された男が切ない。 言葉を発しない渡部篤郎は予想以上に、しなやかだ。 公衆電話  声なき慟哭  零れ落ちる一筋の涙 そして、それすらも遮るように幕は無機質にストンと落ちる。 パツンと切れたフィルムのように。 役者の方たちは皆、自然で、普通なら満点なのだろうけれど、それでもなお、言葉が台詞に聞こえてしまう時があり、それが、情景を邪魔してしまうので、ひとつ減点させていただきます。 この映画の言葉は、台詞であってはいけない気がするので。

  • rei********

    4.0

    届かない声、届かない想い

    2011/1/29 自宅にて(DVD)ひとりで 本作については、予告編さえ見る機会がなく 『渡部篤郎 初監督』『高岡早紀 主演』ということしか知らず。 しかしながら、タイトルから静かな作品であるような気がしていたので、 集中して見ることができる状態&気分になるのを待っていたら レンタルしてから1ヶ月が過ぎていた。 そんな直感どおり、時間と集中力のあるときにしっかり見ないと 何が何だかわからなくなるタイプの作品でした。 冒頭から、いわゆるセリフ(説明)が少ないなので 『彼女はどこに向かっているのかな?』 『彼女は何を考えているのかな?』 『彼女は…?』 そんなことを思いながら彼女を見つめていたら あっとゆう間に作品の世界に引き込まれていた。 本作では、雪に囲まれた土地が舞台となっていて、 ある一人の女性を追いかけたドキュメンタリーのような作りになっている。 ひとりで車を運転する姿、家族の中にいる姿、職場での姿、 携帯電話を握りしめ誰かからの連絡を待つ姿、そして、ある男性と過ごす姿。 あたりまえだけれど、その時々によりキャラクターは変わる。 静かだったり、積極的に話したり、寂しげだったり、楽しそうだったり。 そう、描かれるのは大きな事件などない、普通の暮らし・普通に生きる人なの。 ただそんな淡々とした日常のなかで、ある出会いがあり、 静かな変化が起こるのだけれど、あるアクシデントによりその記憶を失ってしまう。 私の大好きな映画「エターナル・サンシャイン」も記憶モノで、 "記憶を失い、そのことに気がついた後"までを描いているのだけれど、 本作は"記憶を失ったまま生きる"ところまでしか描かれていない。 彼女にとってそれは、大切な出会い・変化であったはずなのに、 何事もなかったかのように人生を先に進めてしまう。 いってしまえば、ただそれだけの物語。 起承転結の"結"はない。 でもね、それこそが人生を切り取った感がして、私にはグッときました。 次の瞬間には記憶がよみがえるかもしれない。 未来のことはわからない。 そういう人間の不確かさ。 それにね、淡々としながらも、 ちゃんとラストに山場(=感情があふれるシーン)があり、思いがけず落涙。 そのラストシーンの、彼の演技がとても素晴らしいのだけど、 そのあとの、白い画面と"サクッサクッ"という雪を踏む音と音の空白が さらにさらにさらに、私を哀しいきもちにした。 全体を通して映像が美しく、彼と彼女が触れあうシーンが特に印象的。 渡部篤郎監督本人が出演していることを知らなかったのでびっくりしたけれど、 本作での役柄がすごく魅力的(私好み)で、しかも彼の静かな叫びを見事に演じていて、 だからこそこんなにも感情移入できたのかもしれません。 ★★★★ 4.0

  • ken********

    4.0

    失ってしまった思い

    閉鎖された遊園地のブルーシートで覆われたメリーゴーランド その中で浮かび上がる二人の黒いシルエット お互いを確かめ合うその姿は、美しかった セリフになっていない登場人物たちの会話。 日常生活のリアリティがそこにはあった。 ただ見えてくるのは北海道の雪に覆われた風景。 長く伸びる雪道、牧場の馬たち、会話するたびに白い息がこぼれる。 コトバを発しない孤独な男とのふとした出会いから、なにか通じるものを感じた二人が互いに惹かれあう。 事故によるものとはいえ、二人の思い出が欠落してしまった主人公は何事もなかったように生活していくのだろうけど、新しい生活の為に札幌へ向かう途中に車を止めて遊園地を見たとき、何かを感じていたのだろう。 そして、これから断片的にかもしれないけど、思いだしてしまうこともあるのだろう。 そんなことを思うと一層切なく余韻の残る映画となっている。 待ち続ける孤独な男が公衆電話から電話をかける、その電話は決してつながらない。 つながったその時その男は声を発するのだろうか? 受話器を置き小銭が落ちたその後、コトバにならない声が思いを伝えていた。

  • apr********

    4.0

    後から、じわじわと沁みてくる

    見終わってすぐは、なんだかピンとこなかった。 えっ、これで終わり?って感じ。 でも、少しずつ、じわじわと、悲しみが沁みてきた。 こんな悲しいことってないな、と。 泣くに泣けない感じ。 泣いたけど。 日常をそのまま撮ったような会話風景。 少ない説明。 でも、現実って、こんなだよね。 これでもかと遊びを盛り込んだ過剰な作品も好きだけど、 たまにはこういう映画もいい。 見てよかったです。

  • yut********

    4.0

    たんたんと、せつなくなる。

    タイトルが「コトバのない冬」というとおり、台詞が少ない映画です。 そして、好き嫌いが分かれると思います。私の感想としては、好きな映画の一歩手前かな。良いなと思った点はカメラワークで、全てをカメラの中に入れずに2人のシーンでも1人をジーッと撮るのは好きでした。 切ない映画です。 この映画を見に行った一番の理由は、撮影地が由仁町だったからです。由仁は母親の実家があった思い出の土地で、のどかな田舎といった町でいい雰囲気の場所です。 あと、どうしても気になったんだけど、本州の役者はなんで「夕張」の発音を「夕張メロン」のときの夕張と同じ発音をするのかわからん。単体の発音は違うと思う。だれか現地の人が一言「発音少し変だよ」って言ってくれといつも思います。本当のアクセントは変な抑揚付いてません。『北の国から』でも同じことが言いたい。(文だと伝わりにくいと思いますが…) ARIGATO YUNI

  • aoi********

    3.0

    淡白

    高岡さんを前面におしだすイメージビデオのような 感じが強かったものの、最後には切なさを印象に残るような 映像と演出にうまみが出ていた感じがします。 ただ人によっては退屈に見えてしまうかも。 以外に、最後はほっとしました。

  • esl********

    5.0

    ほっとする

    北海道に住んでいたからあの人気の無さがわかる。その中で出会った相手になんとなく感じてしまうことも。それほどドラマチックでないストーリーは地味だがリアル。だから胸にしみてくる。渡辺えりのシーンと後半の家族の食事シーンは最高。なるほどと思った。でも渡部篤郎は切ない不幸が似合いすぎ。

1 ページ/2 ページ中