レビュー一覧に戻る
鎧 サムライゾンビ
2009年2月14日公開

鎧 サムライゾンビ

912009年2月14日公開

hir********

4.0

荻野目慶子を、見直してしまった。

これ、昨日観ました。面白かった。 ところどころ難点は、有るんだけど、創り手がストレートな人らしく、 キチッと、伝わるものがあった。 落ち武者ゾンビという発想は、「八つ墓村」的でいい。 そして、それに「輪廻転生」を絡ませる時代性によって、落ち武者を選択した意味も、 キチッと理解できる。考えて創ってるよね。 そして、「ばか」のいしだ壱成以外は、皆、それぞれの「想い」を抱いて死んでゆく。 ここが、とっても重要。 人間ってのは、「想い」を抱いて生きている。 「リオ」で楽しく踊って、愛する人と暮らしたい。 妻と子供達と、幸せに生きていきたい。 運命には逆らえないが、自分なりのルールで生きたい。 そんな、それぞれの「想い」を抱きながら、クビをはねられる人々。 昔の日本人は、こう考えた。 人間の体の中で最も大切なものは、「首」から上。 そこで、考え、思った事が「首」から下へ、命令されると・・・ まぁ、作戦本部みたいなもんだ。 だから、「首」だけを、持って来させたのだ。「首」から下は、付属に過ぎないと・・・ それぞれの「想い」が、クビをはねられる時に、噴き出す事によって、 ソコに「人間」が、現れ、どんなに「血」が吹き出そうと「絵空事」ではなくなる。 その辺の描写が、他のボンクラホラーとは、「一線」を画している。 やべきょうすけの、オープニングの「運命論」も、 吹越満の、車の中での「タイム・パラドックス」の話も、 キチッと、ラストの伏線になっているのだ。 出演陣は、逃走中カップルの夏目ナナ(実はこの人目当てで観たのだ)、 彼女は、「さそり」でも目立ったが、ココでも良かった。 あのババアと、効果音は、いらねー、うるさいだけ。 やべきょうすけ、演技うまいんだね、ビックリ。 あと、娘役の子、可愛いね。中島愛里ちゃんね、名刺ください。 ソレと、忘れちゃいけない、「死んじゃうじゃん!」いしだ壱成が笑える。 だが、何と言っても、格の違いを見せつけたのが、芸歴30年近いベテラン。 「荻野目慶子」・・・ラストで、このベテランが作品をガッチリ締めました。 やっぱ、流石だね・・・キャリアって、こういう時に「差」が出て来るもんだね。 彼女の演技に、ホラーなのに泣かされました。 昔は「杉田かおる」「薬師丸ひろ子」「荻野目慶子」で3人娘だったよね。 や~、見直した、人間伊達に歳は取らないもんだ。 たった独りで、作品の格上げをしました・・・女優魂ですな。 夏目ナナを観るハズが、意外な人に感動をもらいました。 こーゆーのも、レンタルならではの「楽しさ」。

閲覧数1,651