刑務所で生き延びる方法
- mas***** さん
- 2014年4月24日 14時48分
- 閲覧数 1180
- 役立ち度 2
- 総合評価
刑務所モノは基本、面白い映画が多い。「ショーシャンクの空に」から始まり、ドラマでは「プリズン・ブレイク」がまさにそうである。本作も恐らくは「プリズン・ブレイク」にインスパイアされた邦題である。原題は「FELON」つまり、重罪犯という意味である。この作品も他の刑務所モノと同様に面白い作品である。秀作と言ってもいいだろう。確かにお金はあまりかかってはいないと思われるが、知る人ぞ知る、スティーヴン・ドーフの演技とそれぞれ個性あるキャラクターそして脚本の作りと見事にマッチしている。まさしくお金をかけなくてもいい映画が作れる見本である。ブロックバスター映画
でなくてもここまで作れるのだ。
不可抗力で殺人を犯してしまった主人公は刑務所に収監されるのだが、そこに待っていたのは想像を絶する世界であった。刑務所での力関係、独特の政治、人種間の問題、刑務官の虐待そして生き延びる方法・・・。
どのようにして刑務所では生きるのか?誰に付き、誰に目をつけられなければ生きる事が出来るのか?どのように振る舞えば、行動すればいいのか?
主人公は考え、ボコボコになりながらも日々耐え続ける。
そして根底にあるのはやはり妻との「愛」である。結婚4か月前に捕まってしまった事もあり妻との関係が上手く描かれている。
話の展開がスピーディーであり一気に観れてしまう作品である。
プリズン・サバイブと邦題こそついているが根底にあるのは「愛」である。愛する人の為に生き続ける事、どんな事をしてでも行き続ける力がこの映画からは見てとれる。
必要ならば殺人さえする「愛」の力。
まさに秀作である。一見の価値あり。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?