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マダガスカル2 (2008)

MADAGASCAR: ESCAPE 2 AFRICA

監督
エリック・ダーネル
トム・マクグラス
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  • みたログ 828

3.79 / 評価:286件

ただのギャグアニメとしてみるといまいち

  • kaw******** さん
  • 2016年1月15日 18時20分
  • 閲覧数 1707
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

私、マダガスカル1と3はみてなくて、2が最高に面白いと聞き、安かったDVDを買って観てみたが、日本語吹き替えのタレント声優の棒演技のせいで面白さがよく分からず…しかし最近NHKでやってるペンギンズのアニメにどはまりし、字幕で観てみたらやっぱり最高に面白かった!というこの映画の経歴。

この映画は字幕で観て面白さが分かるように、大人が見てこそ真価が分かる作品です。

理由は例えばブラックジョーク。劇中主人公ら動物たちは観光ニューヨーカーのせいで深刻な水不足に苦しむが、水が湧いていないか地面を掘るも、出てくるのは大量の金やダイヤモンド。動物たちはがっかりします。この皮肉、子供には分からないでしょうね。シュレックでもそうですが、DWA作品はこういった皮肉が多いです。ややもすれば大人でも知識がないと分からないブラックジョークも普通に出てきます。
その点キングジュリアン一行らのギャグは分かりやすいので、子供人気はそっちに集まりそう。

また、TVシリーズのペンギンズにはまった一番の要因でもあるのですが、普通にアメリカ保守派やキリスト教を皮肉って描いているのもこの作品の魅力。
アフリカに取り残されたニューヨーカーが環境破壊をやらかして、動物たちに多大なるご迷惑をかけたり、現地ガイドの言うことを聞かず保護動物でもあるライオンを撃ち殺そうとしたり…
まさにキリスト教こそが唯一正しいとして他文化の尊厳を踏みにじってきたキリスト教や、自分達こそ世界のリーダーと言わんばかり戦争を吹っ掛けていろんな国に多大なるご迷惑をかけてきたアメリカを皮肉っています。
セリフでも出てきますが、自然は侵略し支配すべきという考え方も、長い目でみれば、キリスト教のこの考え方のせいで今日の色々な環境問題があるといっても過言ではありません。(もちろん今の日本の豊かな暮らしは、少なからずこれらキリスト教の開拓精神の恩恵です。そこも必ず覚えおきましょう)

でもアメリカの懐の深さは、そんな皮肉を子供向け大ヒットアニメで普通にやってしまうところ。
日本で同じ事をやろうものなら、たとえ大人向け実写映画であろうが、右翼団体の皆様からならまだしも、お偉い政治家の方々から圧力がかかり、続編を望むこと能わずでしょう。(日本で許されるのはせいぜい反戦までであり、国体や皇室や神道を皮肉ろうものなら、以下省略)
自由についてはちょっとうるさいアメリカだからこそできたアニメですね。
日本アニメや、ディズニーでは出来ないことをやってのける、これがマダガスカルシリーズ、ひいてはDWAの魅力です。

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