アメリカン・クライム

AN AMERICAN CRIME

98
アメリカン・クライム
3.7

/ 88

24%
35%
31%
7%
3%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(35件)

絶望的21.9%悲しい21.0%恐怖19.0%不気味12.4%切ない9.5%

  • yrh********

    4.0

    ネタバレ悲劇をもたらすのは悪人じゃなくて弱い人間

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  • wak********

    4.0

    ネタバレああ神よ、あんたはなんてしょうもない。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • msh********

    4.0

    実話なんだ…。

    この映画を観た理由は、エレン・ペイジが出てるから、というのが大きい。 (僕は俳優で観る映画を決める傾向がおおいにある。) それで観たのだが、結論から言うと、観てよかったと思う。 ただ、ひたすら重く、まさに『救いのない』という言葉が合う映画だった。 人に是非観て、と勧める気はしないが、こんな映画があるんだ、ということを人に知ってもらいたいし、できれば観てもらいたい。 まず、これは実話だからこそこれだけの重みが生まれている。 そして作中でも強調されているように、もっと大事なのは、作中の法廷での証言は忠実に記録に基づいているということだ。 子供たちの”I don't know”、そして母親の証言。信じられない、と思ったが、強調されているように事実なのである。 この映画の中で最も恐ろしいと感じたのは、男の子がなんのためらいもなくシルビアの腕にタバコを押し付ける場面である。あの場面では彼はそのことを当然だとすら思っている。そして「君もやりなよ。…チキンなのかい?」と言うのも恐ろしい。 なぜ彼はこういう言動をするに至ったのか。 集団心理、そして母親の存在、そしてなにより子供であること、が原因であろう。 子供のときに、する方、される方、またただ見るだけであっても、いじめというものを誰もが経験したことだろう。この映画では母親はいじめを仕切るリーダー、シルビアはいじめの対象、子供たちはリーダーに倣っていじめに加わる子たち、そして妹のジェニーはいじめはだめだと思ってはいてもリーダーが怖くて何も言えない、後で先生に「何もしてなくても止めなかったならそれはいじめをしていることになります」と諭される気弱な子、にそれぞれぴったり当てはまる。牧師は先生、だな。 そして言うまでもなく、この「いじめ」は母親が全ての元凶である。 この母親は少なからず精神に異常があったというか、正常に物事を見られなかったことは明らかである。そしてそれが災いとなった。 幼ければ幼いほど、子供にとって親は絶対的な存在である。子供は親を見、まねして成長する。そこに善悪の判断はない。親がしていればそれは正しいのである。さらにそこに親が強圧的、という要素が加わればさらにそれはエスカレートする。 また「チキン」という言葉。「チキン」と言われたくないがために女の子も虐待に加担する。 この経験も多くの人が覚えがあるのではなかろうか。 「チキン」でなくてもいいがなにかしら仲間内で軽蔑の対象となる言葉。「弱虫」「ビビリ」とかなんとか。 このとき、その行為に加担している子たち(多くの場合多数派)は加担していない子たちより偉い。実際は偉くなどないが。 弱いより強い方がいい、と思う子たちは、またも善悪など関係なく行為に加担する。また多数派というのは強力である。多数派の方が正しい、と思う傾向は子供に限らないだろう。 子供は無邪気であるがために、どこまでも残酷になれる。 無邪気さは子供の好きな点であるが、それは両刃の剣である。 長いものには巻かれろ? そうした方がいい場合も社会を知らない18歳の僕にはあまり分からないが、多々あるだろう。しかし僕が自分によく言い聞かせているのは、自分が正しいと信じるのなら周りは気にせずやれ、ということだ。もちろん後で自分が間違っていたと分かることも多い。しかし周りに流されてぐだぐだして終わる、というのは絶対嫌だ。 日本人はそういう、多数派に流されるという傾向が強いと感じる。僕はそれが嫌いだ。 …なんだか話が飛躍した気もするが(笑)、善悪の判断が鈍るというのは非常に恐ろしいことだ。 最後に、俳優たちの演技が良かった。エレン・ペイジ、キャサリン・キーナー、ジェームズ・フランコも。 あと例の男の子。あのシーンはほんとに恐ろしかった。ためらいも良心の呵責も完全にゼロなんだもの。

  • dar********

    3.0

    キャサリン・キーナーは最高

    諸悪の根源である母親女性を演じたキャサリン・キーナー、見事でした。 「隣の家の少女」で母役を演じた女優も良かったが、この二つを見比べるのも乙。 実際の事件で、ガートルード被告は貧困にあえいでいたので、こちらの映画の方が事実に近い。 エレン・ペイジが少女役を演じているが、エレン・ペイジは全く美少女ではないし、か細いのもあってか、似合っていなかった。少女役は、「隣の家の少女」でメグを演じた少女の方に軍配が上がる。 子供たちが善悪分からないまま、母に導かれるように少女を拷問していく様は、現実味があって恐ろしい。

  • ごぉ

    4.0

    エレン・ペイジを監禁、折檻。

    当然のように「隣の家の少女」(2007)を思い出す。 「アメリカン・クライム」も「隣の家の少女」も、 実際に起きた同じ事件を基に製作されている。 「アメリカン・クライム」(2007)は豪華キャスト。 キャサリン・キーナーにエレン・ペイジ、ジェームズ・フランコとスターぞろい。 エレン・ペイジは、「JUNO/ジュノ」(2007)や「ローラーガールズ・ダイアリー」(2009)、「インセプション」(2010)では夢の設計士アリアドネ役で、一気にスターダムにのし上がったよね。 そんなエレン・ペイジが恐怖で縮こまる中、一方的に虐待を受ける。 直接的な過激描写は少な目だけど、衝撃的。 一方で「隣の家の少女」(2007)は、有名なスターを一切排除。 登場人物の名前は、実在の人物の名前を用いずに仮名。 脚色を加えて、より一層ホラー映画らしく仕上げた名作。 過激な性と暴力の描写。 目をそむけたくなる場面が多くて、あまりにも衝撃的。 どちらも異なるアプローチだけど、演出が巧い。 強烈なメッセージが伝わってくる。 そしてどちらも胸クソ悪さが、半端ナイ。 鑑賞した感想は、「隣の家の少女」で書いたレビューと一緒。 目の前で行われている事実に 目を背けず、 恐怖で委縮せずに、 抗う力がほしい。 ギャスパー・ノエ監督の映画「アレックス」(2002)を観た時も、 同じような思いが込み上げた。 不意に訪れる「最悪」に、 目を逸らさず、 立ち向かうことができるだろうか? 不正を許さない、 正義感の強い“うざい人”に、 アナタはなれるのか? 自分も虐待されるかも、 そんな不安に打ち勝つことができるのか? 小馬鹿にした態度に同調して、 一緒に嘲笑したことはないのか? 人は、 一瞬にして 弱者になる。 この映画の恐怖に、 目を背けるのではなく、 苛立ちを覚えるのではなく、 こういう人たちがいることを、腹立たしく思うのではなく、 自分の中にある“弱さ”を見つめなおす。 そんな機会になればいい。 そんな映画だと思う。 Rakuten rental DVD

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
アメリカン・クライム

原題
AN AMERICAN CRIME

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
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