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ジェネラル・ルージュの凱旋 (2009)

監督
中村義洋
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  • みたログ 3,827

4.08 / 評価:1516件

謎解きも何も、すべて最後にもっていかれた

  • ひゅう助 さん
  • 2012年11月1日 15時25分
  • 閲覧数 1429
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

今作も同様にミステリーではあるが、前作よりパッとしない題材である。「企業との癒着」とか一般大衆にとってはどうでもよく、面白くもなんともない。

そして原作最大の魅力である「キャラの濃さ」。これは今回は一応の改善が見られた。それについては後ほど記す。


本作の良かった点を挙げよう。それは命を「価値」で判断しない気概を持つことが、医師にとって最も大切だと明示したこと。

世の中には「この薬飲んどけば大丈夫だから」で終わらせる医者が多すぎる。そんなことより医師と患者の相互理解(インフォームド・コンセンス)が大事じゃないのか。

治せばいいってもんじゃない。患者の気持ちを軽くするのも医師の大事な仕事だ。


話はそれたが、映画の話に戻ろう。

相変わらずの推理しようがないミステリーだったが、そこでサイレンが鳴る。救急医療の出番だ。ジェネレル速水は急いで駆け付けるが、そこで見たのは阿鼻叫喚の図。

自分では対応しきれない「苦悩」とまた直面した時、花房看護師長から渡される「口紅」。

そう、ジェネラル・ルージュとは血まみれ将軍のことじゃなく、「青ざめた顔を患者に見せないために(不安にさせないために)塗り、自分の投資を奮い立たせる」ことだったのだ。

このラストが来たら、もうそれまでの全てが吹き飛んだ。三文芝居の推理劇も、無理に笑わせようとする夫婦漫才も。


原作キャラの再現度でいえば「速水と花房」は群を抜く。

逆に言えば、この二人を違う役者が演じてたら「バチスタの悲劇」再来だったのだ。

個人的に賛辞を送りたい。



まあ、そういうわけで前作よりは「ラストだけ」楽しめた。

また、今回は原作との比較もできないので(内容を忘れたから)かなり主観的なレビューになったと思う。

それにしても、あの「CDのお披露目での真相解明」は現実的にありえねーだろ、と思ったんですが、少数意見でしょうか。


長いのでこの辺で。☆は3つ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 勇敢
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