あらすじ・解説
太平洋戦争が終局に近づいていた昭和20年、九州・宮崎の温かさと思いやりに満ちた小さな町。敗戦のわずか3日前、若き兵士・河村(颯太)と少女・ユリ枝(夏未エレナ)の間に淡い思いが芽生える。視線をわずかに交わすだけでときめき合う二人だったが、そんな無償の愛は激動の時代に翻弄(ほんろう)されることになり……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(2件)
- anp********
4.0点
敗戦の日の8月15日に観てきました。戦争下でも明るく、けなげに生きる少女たちの姿がとても印象的でした。主人公の夏未エレナさんがとてもよかったです。 横浜での初日ということで監督さんや颯太さんなどが舞台挨拶に来ていました。小さい映画館なので監督さんが並んで待っている客の皆さんに「熱い中、ありがとうございます」などと声をかけていました。舞台挨拶の中では水木さんがいい味を出していましたね。 私も戦争体験はありませんが、若い人たちに観てもらいたい映画だと思います。颯太さんが演じた兵士が中国で少女を殺したという設定が太平洋戦争の意味を考える点でとても重要な意味を持っていると思います。 前半部分で言葉の聞き取りにくいシーンがあった(方言のせい?)ことと、二人が再会するシーンが(必要だとは思うが)いまいち。宮崎だから焼酎を出すのはいいですが~。 ところで颯太さんの部下の二人の兵士役はなんと言う俳優さんなんですかね?
- mon********
4.0点
観たときに、なんて映像の美しい映画!と思いました。東国原知事がマスコミを騒がしていますが、その宮崎県を舞台に展開しています。夏の雲、青々とした山、なだらかな川、そこにちょっとなつかしさを感じる音楽が絶妙に一体となっています。知事も特別出演していますが、まさに今話題になっているようなことを演説で言っています(凄いタイミングの良さ)映画の内容は戦争中の市民の困難さ、戦いのむなしさ、自分が困っていてもそのことをおくびにも出さず、人を助けてしまう優しさ。友情、そこに美しい少女と若い将校の抑えた恋がからみます。少女役の夏未エレナの美しさは素晴らしかった。別れのシーンでは不覚にも涙が出てしまった。背景も、家も作った不自然さが無かった。ただ方言がきつかったので宮崎の言葉になれていないと、理解出来ないところが有るかもしれない。映画館に大林監督の感想が有りました。
スタッフ・キャスト
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