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ワルキューレ (2008)

VALKYRIE

監督
ブライアン・シンガー
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3.50 / 評価:1573件

陽明学

  • 沢口なつき さん
  • 2017年4月1日 16時57分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ドイツ軍が戦局が不利になりつつ敗戦も時間の問題かと思われていた頃に、「 ドイツ国民全員がヒトラーではないということを世界に示す必要がある 」と、 ヒトラーの暗殺を実行しようとする集団があった。


これは王陽明という中国人が考え出した陽明学と言う 日本でも特に江戸時代末期に盛んに唱えられるようになった思想に非常によく似ている。

思ったことは全て行動しなければいけないと言う「知行合一」を基本の理念としている。


一見、電光石火の行動力でいいことばかりと思われがちだが危険もはらんでいて、 忠臣蔵での吉良上野介への復讐を例えにとると、 計画を練って成功するかどうか算段をしてから行動するというのはこの思想から言うと邪念となる。


たとえも犬死にしようとも結果は考慮せず自分の考えたことは即行動しなければならない。

損得の結果を考えてから行動するというのは卑怯な行いということだ。


この映画の中でも 先ほども述べたように放っておいても連合軍がドイツ軍を征服するのは時間の問題なのだから放っておけという主張や実際に行動を起こした後にも、 さらに次の一手に対しては躊躇する慎重派と即決派がいる。


主人公は自由と正義と名誉のために死んでいくのだから恥はない、と割り切っているなかなかの陽明学の思想の持ち主。


吉田松陰が「死して不朽の見込みあらばいつでも死すべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」


死んでも後世に残るだろうと考えるなら死んでもいい、生き延びて大きな仕事ができそうだと思うならどんな状況でも生き続けろ。という意味なのだが吉田松陰も外国人や内乱の脅威にさらされた幕末の人。


世の中が物騒になってくると盛んに唱えられる思想なのは間違いない

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
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