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- miz***** さん
- 2010年3月12日 14時16分
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ラスト凸やんが「もう、おしまい?!」と言う時の、怒るような、挑むような表情。あそこで、(ああ、凸やんはこの人たちが自分を殺そうとしてたこと全部分かってたんだな)と思いました。
何遍殺されても死なない凸やんは、昔の少年凸やんの亡霊ー想い、のようなもの。凸やんは殺されても殺されても、殺意に気付かない振りをして、痛みをこらえて帰ってくる。ウルフって呼んで欲しいから。仲間に入れて欲しいから。
いじめる側っていじめられる側の気持ちにいつも鈍感だ。子供の頃の残酷な秘密に蓋をして、何事も無かったように毎日を生きている大人達。そんな大人達こそ、「鈍獣」なのだ。私も含めて。
ラストの「もう、おしまい?!」からエンディングまで滂沱の涙でした。
いやあ面白かった!と隣を見ると、一緒に観に行っていた彼氏は寝てました。
うーん、万人受けはしないのかも…
それとも私が深読みしすぎ? でも私はとても楽しめたし、心に残る一本でした。
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