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鈍獣 (2009)

監督
細野ひで晃
  • みたいムービー 294
  • みたログ 751

2.64 / 評価:326件

もう、、おしまい??

  • カラニシ さん
  • 2010年11月6日 21時54分
  • 閲覧数 782
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

宮藤官九郎が舞台用に書いた脚本を映画用に書き直したという作品。

なんてったってクドカンだし・・・
浅野忠信、真木よう子、北村一輝、ユースケサンタマリア、佐津川愛美・・・
と、キャストもそこそこ揃っている。

だがまったくと言っていいほど話題にもなってないので
どういうことか?と思って観てみたところ・・・



あぁ、こういうことかと・・・。



率直にいって、つまらない。



冒頭こそ奇抜でポップな演出がいい感じのB級感を出していて
「おぉ!これは・・・(掘り出し物かも・・)」と思わせたものだが、
次第に期待はトーン・ダウン。

最後には、期待してしまった自分への慰めの気持ちさえ沸いてきた。

一応の主人公となる「デコやん」こと凸川(浅野忠信)の
シュールかつミステリアスでさらにコミカルなキャラ設定をはじめ、
各登場人物のキャラ設定、あるいは物語の舞台設定等は
それぞれ奇想天外でワクワクさせるものがある。

だが結局は、そのワクワク感をまったく生かせていない。

ワクワク感の継続を阻んだ理由の1つとしては、
ストーリーの完成度の低さ(整合性の欠如)が挙げられる。

問題となる小説『鈍獣』を凸川が本当に執筆したのかどうか?
がストーリー上の大問題として展開していくのだが、
「そんなもんどうせ書いとるがな!」としか思えない。

いや、ひょっとしたら・・・と思わせる要素も特にないまま
スクリーンの中だけで問題がどんどん大きくなっていく様子を見ていると、
置いてけぼりをくったようで覚めてしまう。

また北村一輝とユースケ・サンタマリアが
凸川を殺してしまわねば・・・
とまでに思うに至る理由づけがまったくもって弱い。

つまり、客を惹きつけ感情移入させようという意識が弱いのだ。

さらなるワクワク断絶の理由として挙げたいのは、
キャラの無駄な弾けっぷり。

特に目立ったユースケ・サンタマリアを例にとると・・・
単純な「おふざけ警官」を演じさせればいいものを
過剰に破天荒なキャラに仕立て上げているものだから、
こんな警官アリなの??みたいな意外性を通り越して
うすら寒さまで漂ってくる。

つまり、演出が明らかに間違った方向に進んでいるのだ。

舞台であれば、それくらいキャラを際立てた上で
あとは役者さんの力量でライブの迫力を客に訴えることもできよう。

だがこの作品は、あくまでも映像作品。

オリジナルである舞台のエッセンスを
少しでも持ち込もうという努力の結果なのかもしれないが、
その持ち込み方が残念ながら間違っていたようだ。

だが随所に微笑ましい演出があったことも、一応褒めておこう。

特にホントにチョイ役ながらも、
芝田山親方(元横綱・大乃国)の起用はよかった。

ポップな印象の「相撲の町」という設定に、
スウィーツをこよなく愛する親方の雰囲気がとても似合っていた。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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