強烈な個性を持つ男の生き様に圧倒された
- bat***** さん
- 2018年11月27日 15時06分
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血の気が多く共演者を次々と病院送りにしてしまう俳優スタと、映画俳優に憧れていたヤクザガンペの話。
どっちもクズだけどどっちにも世界があって、対極に見えても最終的にわかり合っているような、なんとも言えない関係性。
スタがちゃんとあの女の子と人前でも会うようになったシーンは、ちょっと感動。
映画を撮るためにリアルを追求する俳優、リアルの世界で殴り合いをしているヤクザ。
ジソプのあの死んだような目が似合いすぎてるし、多くを語らないから顔で物語ってくるかんじとか、身のこなしのキレとか、とにかくかっこいいシビれる。
映画のラストシーンを泥まみれの殴り合いで、終わった2人のちょっと清々しい感じが伝わってきた。泥で誰が誰だかわからなくなるくらい、リアルと現実が混ざった映画なんだろうと思った。
最後にガンペがあのおっさんを殺しにいくシーンは、ガンペがヤクザという現実から逃れられないし、目を背けない意思が感じられて切なかった。
偶像で現実を殴る感じ。
ガンペとスタの世界はまた広く離れてしまったように感じるが、ガンペがパトカーの窓ガラスを頭でぶち破ったことで、結局現実はみんな同じようなものだって感じた。
スタのクズ加減も絶妙だった。
ジソプの演技が良すぎる。
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