情愛と友情

BRIDESHEAD REVISITED

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情愛と友情
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(7件)

悲しい25.0%切ない15.0%絶望的10.0%ゴージャス10.0%ロマンチック10.0%

  • bad********

    4.0

    おやおや?

    何とまあ変な邦題をつけちゃったんだろうね。これがイヴリン・ウォー原作の「Bridesead Revisited」(岩波文庫の邦題「回想のブライズヘッド」)だとはよもや思わなかった... 映画の重要な舞台になるブライズヘッド城は本物の城(ハワード城だそうです)を使っている。その重厚感や場所のリアリティはテレビ画面による鑑賞では充分味わえない気がした。やはりあるサイズ以上のスクリーンでみたいよね。この城が主人公チャールズの欲望をかきたて、セバスチャンとジュリアの心を閉じ込め、そして母親はこの城と一体化し抑圧的存在となる。この城は重要な役割を果たすので本物を使ったことは良かったと思う。余談ですが、また、すごいと思っちゃうのは特典映像でハワード城の持ち主が出てきちゃうとこ。「大奥」を映画化するのに江戸城(残っていればですが)を使っちゃう感じなのか? 偉大なる城ブライズヘッドに憧れ惹きつけられる人、城から逃げた人、逃げられない人、戻ってくる人がいる。城(閉鎖空間)と対象的にヴェネチアやモロッコの自由があるのだが、出奔していた当主が死に際して城に戻ってくるのが印象的だ。それほどまでに城に吸引力があるのかと。貴族の生きる誇りなのかと。城が場(家庭といってもいいんですが、貧乏人の家庭とはちがいますぞ)として意味をもつほかに「信仰」も意味しており、城に住む人々は信仰とも葛藤し続けている。 真面目な存在追求の映画である。見ごたえも充分あった。どうして劇場公開しなかったんだろうな。オックスフォードや例の城でのちょっと自堕落でおいしいシーン(男同士キスしたり、噴水で真っ裸で泳いじゃったり)もあるのになあ...今からでも遅くありません。一度どこかで劇場公開して下さい。マシュー・グードも「シングルマン」でブレイクしたし(私だけ?)ちょっと難を言えば、セバスチャン役のベン・ウィショーが今ひとつ可愛くないことか...原作どおりセバスチャンはテディ・ベアを持っていたので良かった。

  • you********

    3.0

    全体的にぼやけた印象

    この作品は「情愛と友情」というタイトルだが、原作は「Brideshead Revisited(ブライズヘッドふたたび)」という英国文学である。原作は未読であるが、これまでにテレビドラマ化もされた程本国では人気のある小説のようだ。 物語は、主人公のチャールズが大学生活でセバスチャンという青年貴族に出会うところから始まる。彼は他の青年貴族たちと違い、身分の差を気にすることなくチャールズと接した事から二人はすぐに打ち解ける。そしてセバスチャンは大学が夏休みに入ると、大怪我を負ったとの嘘の電報をチャールズ宛に入れ、自分の暮らしているブライズヘッドの屋敷にチャールズを招く。そしてその屋敷でチャールズはセバスチャンの美しい妹や敬虔なカトリック信者である彼らの母親と出会うことになり、やがてその出会いがセバスチャン一家の崩壊を招くことになる――。 テレビドラマとしても放送された程ボリュームのある内容をぐっと二時間程の映画にまとめたため、展開がやや強引な印象を受けた。物語の中でどこかに焦点が合っていればよかったのかもしれないが、特に盛り上がるポイントもなく淡々と終わってしまったという感じ。良くも悪くも英国文学らしいのかもしれないが。 ただ、彼らが過ごすブライズヘッドの屋敷の外観や内装、広大な庭園の美しさや休暇中に訪れるヴェネチアの風景など、映像の美しさは文句のつけようがないくらい素晴らしかった。 同性愛者であり、友人であるチャールズの事を愛してしまうセバスチャンを演じるのはベン・ウィショー、「パフューム ある人殺しの物語」で殺人犯を演じた彼である。パフュームの時にも感じたが、細かな視線の動きといい動揺したときの小さく震える声といい、繊細な演技をさせたら右に出る者はいないのではないかと思わせる希有な俳優だ。今作でもその魅力は遺憾なく発揮され、抜群の存在感を放っている。だからこそ中盤以降殆ど出番が無くなってしまった事も残念な点のひとつだった。 そしてセバスチャンに愛されながらも彼の妹ジュリアに惹かれてしまうチャールズを演じたのはマシュー・グード。彼を目当てに観た作品だったのだが、この役は少し合っていなかったかもしれない。チャールズという男はセバスチャンとの友情もジュリアの愛情も、そして広大なブライズヘッドの屋敷さえも我が物にせんとする腹に一物ある人物だと思うのだが、彼の滲み出る人柄の良さ故かその辺りの思惑が見ている側にあまり伝わってこなかったのがもったいなかった。人間関係が酷似している「青い棘」のハンスばりにとは言わないが、もう少ししたたかさを出しても良かったかもしれない。 この作品で彼らの関係を引き裂く主な原因として描かれているのが宗教問題なのだが、この点も日本人には理解しがたい要素のひとつだろう。敬虔なカトリック信者である母親の思惑が最後まで彼らを(特にジュリアを)苦しめることになるが、このあたりは文化の違いというものを割り切って見るほかないのかもしれない。 映像の美しさ、英文学の雰囲気を楽しむという点では良いかもしれないが、ひとつの映画としてのまとまりに欠ける印象。キャスト目当てに(特にベン・ウィショーのファンであれば)観るには良いかもしれない。

  • son********

    4.0

    ネタバレ信仰と家庭、逃れられないしがらみ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • いやよセブン

    4.0

    信仰と野心

    主人公はイギリスの一般階級の男、彼はオックスフォードで知り合った貴族階級の友人に自宅であるお城を見せられる。 これがブライズヘッド城で、その荘厳さは目を見張る。 そこで出会った妹を意識し始める主人公だった。 一方、彼らの母親は敬虔なカトリック教徒で、夫は息苦しさに絶えきれず、イタリアのヴェネチアに愛人を作り、帰ってこない。 彼らと共にヴェネチアでヴァカンスを過ごす無神論者の主人公だったが、男色の友人とその妹との三角関係が明らかになってくる。 お城の映像は素晴らしく、ドラマも重厚で見応えのある仕上がりだ。

  • may********

    3.0

    ボーっと観るがよし!

    なんかイギリスでは有名な小説の映画化らしいそうで。 きっとつまんないんだろーなぁ…ダラダラ長くて単調で。 と、思っていたんですが、前半はなかなかのテンポで青春劇が繰り広げられます。 画家を目指す主人公と、彼を愛してしまった貴族の青年(男色)と、その妹の三角関係。 キーワードは『愛』『母』『カトリック(信仰)』でしょうか。 意外にもよく出来てるとは思いますが、難点を上げるなら主人公のキャラ設定が曖昧な所。 そしてラスト… 後は見る人の感じかた&想像にお任せしま~す。…てな感じにユルいです。 時間をかけて文字を追う小説ならばそれもいいかもしれませんが、2時間やそこらで済ませる映画ならば決着が欲しい。 画家だったハズの主人公がいきなり軍服… しかも上層部???? 説明説明っ!! しかし春の陽気にボーっと観るにはいい映画でした。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
情愛と友情

原題
BRIDESHEAD REVISITED

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-

ジャンル