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銀座愛物語 クラブアンダルシア
2009年1月17日公開

銀座愛物語 クラブアンダルシア

752009年1月17日公開

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3.0

松方渋い!

 この映画は、細かな描写・展開の速さにより、観る者を完全に受身にさせるという作品ではなく、印象的な描写を与えることにより、作品では描かれていない部分を観る者に想像できるよう委ねられており、エンディングも続きがあると思わせる作品に仕上げている。  4つの古典的なストーリーが展開され、松方弘樹をはじめとする主要キャストの魅力・演技が際立った構成となっており、それぞれが作品に華を添えている。主要キャストがそれぞれ演じる役の印象は、ネット上で公開されている予告でおおよそ把握できるが、ある野望を抱くホステス役を演じた川村亜紀が個性的な魅力で悪女役を演じ、予告で観られる印象以上の演技を魅せている。  映像面においては、銀座ロケでの撮影、オーナー役の松方弘樹・ママ役の鶴田さやかの存在等により、夜の世界・銀座の高級クラブのムード、昭和の時代背景を演出している。一方で、クラブの客たちに金持ちの雰囲気はあまりなく、台詞によって金と権力があることが認識できる程度であったり、クラブ内に飾られている花がひまわり数本と豪華さを感じられないシーンがあるなど単館映画らしさも見受けられる。(映画の続きがあるなら、ひまわりを飾るエピソードは語られるのかもしれない。)  原作ファン、松方弘樹ら主要キャストのファン、銀座のクラブ経験者、懐かしさを感じさせる映画が好きな人にはおすすめとなる作品。それぞれの行方を想像しながら、映画の続きを待ってみるのもいいかもしれない。

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