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女の子ものがたり
2009年8月29日公開

女の子ものがたり

1102009年8月29日公開

R1

4.0

鎮静剤

YAHOO!さんのオンライン試写にて鑑賞 本作を観て思わず涙を流してしまった 普段は映画を観て涙を流すことなどほとんどないのに 我に返ると、ちょっと照れくさい でも、考えると大人だから涙を流したのかもしれない 遠い記憶が蘇る 些細なことでケンカ別れした友のこと 昔の恋のこと とても遠い遠い記憶 今頃、どこで何をしているのだろうか? 幸せに暮らしているのだろうか? 自分と主人公がどこか同じに思える もしかしたら、それは誰にでもある共通のことなのかもしれない この作品を観て、女流画家マリー・ローランサンが書いた詩『鎮静剤』が思い浮んだ 退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です 悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です 不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です 病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です 捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です 追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です この詩は次々に哀れな人を語っていく 最後にもっとも哀れな人として、ローランサンはこのように綴っている 死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です 忘れられてしまうこと それが一番哀れなことなのかもしれない いつまでも心の中に残っていること それが大切なことなんだと 『女の子ものがたり』を観て、とても感じた

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