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ロックンローラ (2008)

ROCKNROLLA

監督
ガイ・リッチー
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3.43 / 評価:307件

解説

『リボルバー』などで知られるイギリスの鬼才、ガイ・リッチーが脚本と監督を手掛けた最新作。経済的に潤うロンドンを舞台に、その大金に群がる人々の駆け引きをスタイリッシュにみせる。俳優陣も『幸せの1ページ』のジェラルド・バトラーをはじめ、『フィクサー』のベテラン、トム・ウィルキンソンや『クラッシュ』のタンディ・ニュートンら豪華メンバーがそろった。個々の物語が複雑に絡み合い、やがて一つの結末に向かって集結させる手腕にうなる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ワンツー(ジェラルド・バトラー)とマンブルズ(イドリス・エルバ)は、地価上昇中のロンドンでひと儲けしようと不動産投資に手を出す。彼らは裏社会のドン、レニー(トム・ウィルキンソン)に多額の借金をするが詰めが甘かったために投資は失敗。そんなとき、会計士のステラ(タンディ・ニュートン)から700万ユーロ強奪の話が舞い込む。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
(C)2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「ロックンローラ」ロンドン裏社会に戻って息を吹き返したガイ・リッチーによる犯罪群像劇

 マドンナの呪縛が解けたのか、ガイ・リッチーが古巣であるロンドンの裏社会に戻って息を吹き返した。不動産界を牛耳る闇のボス、彼に嵌められて借金を作ってしまったチンピラ、ロンドン進出を企てるロシアン・マフィア、そして彼に雇われた女会計士。欲に駆られた人間たちの思惑がすれ違いぶつかり合って、誰が勝ち組なのか先の読めない危ない話がアップテンポで展開する。この道具立てとスタイルは、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」とほぼ同じ。その意味では新鮮味に欠けるが、得意分野で張り切っているリッチーのエネルギーがどのキャラクターにも注入されて、前作より洗練された笑いを生み出した。

 今回彼がキャラクターを動かすエンジンに使ったのはロシアン・マフィアが所有する一枚の絵画。大金の入ったバッグなどという直接的な欲望の対象ではなく、どんな価値があるのか分からない絵にしたことで、人間たちのリアクションがより高度な笑いに転化しているのだ。しかもこの絵は一度も画面に登場しない。キャラクターを動かす重要な要素だが観客にはそれが何なのか知らされないという、ヒッチコックが編み出した手法“マクガフィン”になっているのが最高にお洒落だ。ちょっぴりマヌケなジェラルド・バトラーも可愛いし、「ワールド・オブ・ライズ」のハニ役がカッコ良かったマーク・ストロングがまたまたクールな役どころで痺れる。

映画.com(外部リンク)

2009年2月12日 更新

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