ここから本文です

いけちゃんとぼく (2009)

監督
大岡俊彦
  • みたいムービー 264
  • みたログ 748

3.36 / 評価:296件

謎の生体いけちゃん

  • toy******** さん
  • 2018年2月22日 11時39分
  • 閲覧数 772
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

明らかにドラえもんオマージュだと思いますが、本作は西原さんの実体験も元になっているようですね。いけちゃんとは西原さんの分身だったのかなあ、と。今自分が死んだらウチの息子はどうなるのだろうか、死んでもそばで見守ってあげたい、という思いを重ねている感じがしました。

だから、よしおの母もいけちゃんの存在を感じられたのではないでしょうか。よしおとみきと仲良くなって嫉妬する姿は、ああこれ母親のそれだな、と思ってしまった。最後うちわを扇いで添い寝して言葉をかけるシーンは母親そのものですね。

老年期のシークエンス=この子が死ぬまで見届けたい。いけちゃん=自分がもし今いなくなってもこの子のそばにいたい。そんな母親の心情が出ていたと思います。

ただ、画的には特撮に馴染みのない方にはちょっと入り難い映画だったのかなあ、と。実写+CGですが、いけちゃんは明らかに自然界のものではないので相性が悪いですね。教育番組ではけっこうありがちな形ですが。

最初からこの映画の前提存在としていけちゃんを登場させてくれたので、私はまあ大丈夫でした。『グリーンマイル』のように途中からCG投入だと相性の悪さが際立つようになるのですが。

男の子の成長の側面を=力のみにスポットを当てていたのは、やや単調で発想が弱かったかなあと。男の子には本当はすごく色々とコンプレックスがあって、のび太を例にとると分かりやすいですが、勉強であったり、女の子のことであったり、色々と問題を抱えているものです。母親に対してもあんなに一人前になれるものじゃない。

その辺りの問題も取り上げると、力対力一辺倒の単調な展開にはならなかったんじゃないですかね。これは西原さん独特のヤンキー思考の結果でもあったのかなあと。

よしおの成長譚と喧嘩に巻き込まれるその他大勢という印象で終わってしまった感じがします。ヤス、たけし、トモ、マツそれぞれにもっと個性を与えれば物語としては幅が生まれ面白くなったと思います。みきにもしずかちゃんのような女の子の良さが見える個性が欲しかったですね。周囲に配置する妖怪とかは斬新で面白かったです。

最後、魂がタイムリープする展開は泣かせられました。目新しさや多彩な小道具、コメディ含んだバラエティー感があり、ストーリーの単調さを補っていたと思います。スタンダードの範疇に入ると思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
  • かわいい
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ