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ディア・ドクター (2009)

監督
西川美和
  • みたいムービー 721
  • みたログ 3,380

3.92 / 評価:1391件

医者よりも医者らしい。

  • hamutyu さん
  • 2009年5月28日 12時32分
  • 閲覧数 1251
  • 役立ち度 201
    • 総合評価
    • ★★★★★

無医村に医者…と言えばDr.コトーを想像してしまったが・・・・・。

『昔の医者はちゃんと手・耳・目で病気を見つけられた』と年寄りは言う。
それを聞くと確かに!!びっくりするのは医学書がマンガで書かれていること。
こんな現実より解らないことはすぐに関連するたくさんの本を開き、
専門であるかのように必死に勉強をして自分の触感で診察をしていく。
そして父を越えられなかった思いが伝わる表情をする伊野の方に
“診て欲しい”と言う患者は当然の意思だ。

“ニセモノ”だって“研修医”だって実践できなきゃ意味がない。
ガンを隠していくこともセカンドオピニオンも個人が決めていくことであり、
最後まで心を貫きとおした彼は真の医者ではないだろうか。



監督自身を見るまでは、この作品に対してどうなんだろう、
こうじゃないのかなど考えていたが…。
監督の話し方、答えの出し方、仕草、視線などを見ていたら
なんだかそんなことを聞かなくてもその答えはわかってしまうほどの
はっきりとした女性だった。
この性格だからここまでやってこられたと言う強さがそのまま作品に現れている。


物語の奥行きをもたらすために彼女は、
『それは自分が好きなキャストを選んでみた』と言うように屈指の演技派揃いであった。

それがゆえアタシにとってこの作品は、
ひとつの漢字をずっと見ているとこれが本当に正しいのか間違っているのか
自信がなくなるような感覚みたいで首をかしげてみたり頷いてみたりの繰り返し。
それも監督にとっては
『そんなこと考えてない。観てくれている方たちの観点や想像で変化していくもの』と


シャープで大雑把、繊細・面倒くさがり屋のハーフ&ハーフ。
これっていいんじゃないと決めていたのに土壇場でこれなし!!って
言っていそうな感じの西川美和監督の三作目であった。


*おまけ*

腰を抜かすpart2…緊張で心と気が張っていたものが解けた瞬間に起こる。
余さんのその気持ちよくわかるよ!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 知的
  • 切ない
  • コミカル
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