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ディア・ドクター (2009)

監督
西川美和
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  • みたログ 3,380

3.92 / 評価:1391件

『鑑賞者の皆様に委ねますわ』

  • movie oyaji さん
  • 2009年5月28日 23時55分
  • 閲覧数 1871
  • 役立ち度 212
    • 総合評価
    • ★★★★★

『ひとつひとつのシーンをどう観てどう感じるかは、
鑑賞者それぞれによって違っていいと思います。
ですから、解釈は鑑賞者の皆さんに委ねようと思います。』

鑑賞後に西川監督が笑顔とともにおっしゃってくれました。
これぞ正統派の映画鑑賞の姿勢ではないかと思います。


鑑賞中に私の頭を過ぎっていたのは、
いったい、この揺るぎの無い展開に、どのようなエンディングを用意しているのだろうか。と、ドキドキしっ放しでした。おそらくこれから鑑賞される皆様も必ず同じ気持ちになると思うんです。しかもそのエンディングは最終的に付け加えられたとお聞きして、私は思わず唸ってしまった。「これはずるい!」とね。

よもや用意されたこのラストシーンでは、「安」をも、もたらせてきたのです。
またもや私は西川ワールドの餌食になってしまった。
それは前作「ゆれる」同様に、ラストで思いっきり鑑賞者に訴えてくるものだからたまらない。
「この後はどうなるのですか、西川監督の思いは?」などと聞こうものならば、

『鑑賞者の皆様に委ねますわ』

との西川監督のほくそ笑みが窺われる瞬間でもあります・・・やられたよ。


キャスティングは、西川監督自身が「好きな人にお願いしました」と言われたように、あるシーンでは「彼だからこそ出来ると100%お任せしちゃいました」こうおっしゃってもいました。確かなる信頼関係で成し得たこれらの各シーンも見逃せないところでした。



“ディア・ドクター”
このタイトルから医師の話しであることは容易に察しがつきます。
あなたがチラシに書かれた「その嘘は、罪ですか。」の一文を読んだとしても、
もうそれだけで充分です。それ以上の知識など要りません。そのままでの鑑賞をお薦めいたします。

さすれば、
きっとそこには、西川監督の世界観に惹き込まれる満足気なあなたがいることでしょう。

「ゆれる」の思ってもいなかった成功に同様を隠せなかったとおっしゃっていた西川美和監督の、ある意味開き直りのパンチの効いた人間ドラマ。
いかがでしょうか♪

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