ここから本文です

カムイ外伝 (2009)

監督
崔洋一
  • みたいムービー 440
  • みたログ 1,611

2.62 / 評価:997件

恐縮ですが「日本沈没」並の痛々しさでした

  • さん
  • 2009年8月26日 19時52分
  • 閲覧数 759
  • 役立ち度 378
    • 総合評価
    • ★★★★★

試写会で鑑賞させて頂いたにも関わらず低評価で恐縮です。
原作の前に、あえなく撃沈といった印象でした。



江戸時代の非人階級に生まれ、
貧しさ故に忍びの道へ進み、
非人道的な掟故に、忍びの道を去り、
執拗に追われる身となったカムイ。

逃げ続ける彼は孤独であり、
生き続けるために強くなりたいと渇望する。


物語の基盤となるべき、背景や舞台設定、
主人公のキャラクターや初期の心情が、
僅かなナレーションと説明映像だけで
片付けられるのが頂けませんでした。
(山崎努さんのナレーションは渋くて素敵でしたが)

壮大な原作を1本の映画にすることが難しいのは解りますが、
多少長くなってもここはしっかり観せて欲しかったです。

この冒頭で私は置いてけぼりを喰ってしまい、
サヤカと吉人の関係に入り込むカムイの唐突感はじめ、
お世辞にも脚本もあまり良いとは言えず、
その後の展開が完全な他人事となってしまいました。



既に他のレビュアさんがコメントされていますが、
CG使用シーンがかなり稚拙な印象を受けます。

冒頭、森の中でのワイヤーアクションを使った忍術シーンは、
人の動きとしてはあまりにも不自然な姿勢でした。

また、海の上に浮かぶ船も、色調や光の具合を、
もう少し何とかできなかったのかと思います。

そして、人食い鮫の、鮫離れした登場シーンには、
「新婚さんいらっしゃい」の三枝師匠か、
或いは、吉本新喜劇ばりに、椅子から転げ落ちそうになりました。



松山ケンイチさんや、小林薫さん、
佐藤浩市さん、大後寿々花さん、など

俳優さんの演技はかなりの本気度が感じられたものの、

つくりもの感一杯の世界観の中で、
主人公の心境変化や物語の展開に置いてけぼりを食らった状態では、
折角の巧い演技も、かえって上滑りしている印象が否めません。



試写会冒頭、崔監督が「映画に込めた」とおっしゃった、
そして、入場音楽にも関わる「メッセージ」、
残念ながら全く受け止められませんでした。



真摯に創られた作品だと思いますが、
私的にはここ暫く観た邦画の中では、
かなり痛々しいものでした。


低評価のレビューですが、
率直な一意見として投稿させて頂きます。
悪しからずご容赦ください。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ