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ハリウッド監督学入門 (2008)

FOREIGN FILMMAKERS’ GUIDE TO HOLLYWOOD

監督
中田秀夫
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2.20 / 評価:15件

中田秀夫監督のホームビデオ

  • fna***** さん
  • 2010年5月19日 22時33分
  • 閲覧数 476
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画評:『ハリウッド監督学入門』

Jホラーブームの元祖「リング」シリーズの監督
中田秀夫。

中田監督がハリウッドで自身の「リング2」を
リメイクした経験をもとに描いたドキュメンタリー
映画がこの『ハリウッド監督学入門』です。

このドキュメンタリー作品は、全編中田監督による
ホーム・ムービー的な映像で描かれています。

見所としては、最近のハリウッド映画音楽を
支えている作曲家ハンス・ジマーなどの
大御所のインタビューが記録されているところです。

また、ハリウッドと日本での映画製作の違いが
明確に指摘されており、中田監督自身、三年間も
ハリウッドにいながら、結局、「リング2」の
一本しか監督できなかったイラ立ちが画面に
あらわれていました。

ハリウッド映画製作にはあって、日本映画製作に
ないものをおおまかに言うと、①カヴァレージ
②テスト上映、という2点があります。

①カヴァレージとは、ワンシーンを複数のアングル
で撮影することで、編集時に選択肢を多く
残しておくことになります。

②テスト上映とは、完成した映画を不特定の観客に
本上映の前にタイトルを隠して観てもらい、
上映後にアンケートをとり、意見を聞くことです。

中田監督だけでなく、ハリウッドで映画がリメイク
された周防監督も自身の書いた本で、ハリウッドと
日本の違いを述べています。

日本では確かなキャリアを持つ中田監督でも、
ハリウッドでは新人監督と同じような扱いを
受けたようで、もし、「リング2」が大ヒットの
目安とされる1億ドル以上の興業収益を獲得して
いたら、次回作はスムーズに作れたのかもしれない
と振り返っていたのが印象深かったです。

リメイクするはずだった「The Eye」は、結局
途中で頓挫。その後、中田監督は日本に帰国し
ハリウッドの経験を活かして「怪談」と「L」を
監督することになります。

自信満々な中田監督とは裏腹に「怪談」「L」の
両作品とも、日本で大ヒットしたかというと、
それは疑問ですが、「若いうちにハリウッドで
映画製作を学んだ方がいい」と言う中田監督。

完璧なまでに映画をビジネスとしてとらえている
ハリウッド。

世界に市場を持つハリウッド映画が故に、映画を
消費者にウケる商品として扱わないといけない
とする姿勢は、学ぶべき点もあり、果たして
それでいいのか?という疑問も出てきます。

いずれは、私も再びアメリカに戻り、ハリウッド式
映画製作を体験したいと思っています。

詳細評価

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