ハリウッドで、何を学んだのか?
- tengu3711 さん
- 2010年11月18日 13時47分
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中田秀夫監督。
「インシテミル」現在レビュー評価414件で2,23。
「L change the world」現在レビュー評価1422件で3、17.
「怪談」現在レビュー評価213件で3,61.
ハリウッドから帰って来て撮った3作品の評価は、以上である。
いづれも、ハリウッド以前の「リング」や「女優霊」に較べて低い評価である。
中田秀夫監督は、いったいハリウッドで何を学んできたのか?
そこが知りたくて、この作品を観ました。
「ハリウッド監督学入門」2008年度作品。
ハリウッドの映画システムに関して、色々な「真実」が描かれてますが、
この程度のレヴェルの「真実」って、映画ファンだったら皆、
特典映像とかで、知っている様な・・・・・
最近のハリウッド映画を観てれば、このあたりの諸事情は、すぐ理解できる。
むしろ、そんな事より、一人の日本人監督が、アメリカに行って「ダメ」になる、
その「構造のメカニズム」の方に焦点を絞ったら、面白くなったと思う。
それと、最後の中田監督の言葉が、とっても重要。
日本に帰って映画を撮って、やっぱり日本映画っていいなぁ、と思った。
コレだよね。
ハリウッドの予算たっぷり、言いたい事も言えないビジネス産業映画より、
予算は無いけど、ささやかな「主張」ができる日本映画の素晴らしさ。
小津映画みたいなモノは、ハリウッドでは、絶対生まれない映画です。
「日本映画」の良さを知ったハズの中田監督。
もう一度、低予算でいいから、じっくり、自分の撮りたい映画を撮って欲しい・・・・
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