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チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

THE CHILDREN OF HUANG SHI/CHILDREN OF THE SILK ROAD/ESCAPE FROM HUANG SHI

125

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1.0

プロパガンダであることが証明されました

習近平氏が2016年10月の訪英時に、この作品の主人公の英国人記者ジョージ・ホッグを大称賛。しかし、原作の『オーシャン・デビル』を執筆した英タイムズ紙記者のジェームズ・マクマナス氏は、「ホッグ氏の中国入りは1938年2月で、しかも彼は南京に行っていない。映画は脚色され、事実ではない」と証言。2月に上海入りしたホッグ氏が目撃するのは不可能だったというわけだ。 ホッグ氏は英紙マンチェスター・ガーディアンやAP通信の記者を務めたとされているが、ガーディアンにはホッグ氏の署名記事はもちろん、在職記録もなかった。 AP通信やUPI通信には署名記事はあったが、紀行文などで、「日本軍の虐殺行為を暴いた」という署名記事は見つからなかった。多分契約のフリージャーナリストか、あるいは記者でさえなかったかもしれない。ホッグ氏は実在の人物で孤児施設で教師を務め、子ども達につくし、病魔に倒れたのは史実らしいが。 まあ、身分の誤認はともかく、事実関係をねつ造しているから、この映画はホッグ氏が無名であるのをいいことに新たに創作されたプロパガンダでしかないだろう。 オーストラリア・中国・ドイツ合作なのだが、なぜホッグ氏の故国英国との合作じゃないの?ドイツ、ああなるほど、オーストラリア、ああそうか。英国では都合が悪かったのかもしれない。 ところで監督のロジャー・スポティスウッドは「ジ・エンド・オブ・パールハーバー HIROSHIMA」というノンフィクションを日本人と共同監督している。これは「ヒロシマ〜原爆投下までの四ヶ月」というタイトルでNHKで4回にわけて放映されたからご存知の方もいると思うが、良くできた作品だったのだが。。 ええと、映画としての出来は結構よくできてるなあと。星3が妥当かな。高評価の方は「史実の重み(笑)」でプラス2の5を付けてるのかな? 私は「ねつ造、ダメ、ゼッタイ」でマイナス2の星1とします。

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