2009年4月18日公開

四川のうた

二十四城記

1122009年4月18日公開
四川のうた
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

大地震が起きる前の中国四川省・成都、巨大国営工場「420工場」が新興住宅地として再開発するため閉鎖された。かつて420工場で働いていた労働者たちが語る家族や初恋の人、一緒に働いた仲間との思い出……。閉鎖されていく工場の様子と彼らのインタビューを映し出しながら、現在に至る中国の変遷を浮き彫りにしていく。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(8件)

知的66.7%切ない33.3%

  • dkf********

    2.0

    商業映画としては失敗

    舞台となった工場で実際に働いていた元工員とプロの役者が演じる工員役とが固定カメラの前で昔話を語るというセミドキュメンタリー。一見して監督の意図する実験手法が奏功し、監督の才能を誇示出来たという意味では成功しているとは思うが、商業映画としては失敗だろう。要はただのインタビューを廻しているにすぎないのだ。それぞれの語る話の内容にドラマはあっても、画面に全く動きはないので、それを頭で想像するしかないが、そればかりひたすら2時間近くも見せられてはたまったものではない。2時間もかけて、自分はこういうモノを観たいのではないのだ。 ジャー・ジャンクー作を観た時はいつも同じ感想になる。間違いなく才能は感じるが、作品にクセがありすぎて素直に評価できないのだ。今やすっかり地位も名誉もある世界的な監督として知られているが、自分の中ではいまだにこの監督の評価は定まらない。

  • toy********

    5.0

    凄いもの観てしまった、という感じ

    中国内陸部を舞台とするこの作品からは、背景の霧の濃さに惑わされて、嫌でも「憂い」の気分が上昇するが、それは決して暗鬱なものではなく、自らに課せられた「運命」を受容するしかない「諦観」と、それでも生きていること自体に意味があると思わせる「賛歌」が沸き起こってくる。 うーん、なんだかヒドイ文章だが、ともかく大傑作です。 素人(実在人物)から玄人(役者)にチェンジしたあたりから徐々に涙腺が緩み始めて、ラストを飾るのは監督お気に入りのチャオ・タオさん。太陽が沈んだ後の藍色の空を背景に、野心の無い市井の両親と、自身との葛藤を淡々と語りおろす。 震えました。 凄いものを観てしまった、という感じ。

  • mai********

    3.0

    時の流れに身を任せて

    懸命に働いてきた人々が放り出される。 自分の為というよりは、国の為に… 休みもなく、残業も毎日のように。 身も心もボロボロになり、放り出されて気がつくことがある。 私達は頑張ってきたんだ………だけど、なぜ……… 壊されていく工場から感じる虚しさ、寂しさ。 社会主義国家であっても、押しとどめる事のできない景気の波。 労働者の顔に刻まれた深い皺。 懸命に生きてきた証が消えていく… 思い出と共に… 時代は変わり、いつしか忘れ去られる記憶。 それを残しておきたい。 思いと共に… 経済を開放して自由経済を取り入れた中国 いまや世界中から生産と消費の拠点として注目される存在となっているが そこに至るまでの国家を支えてきた労働者と、 そんな彼らをずっと見つめてきた子供たちの世代の視点からのドキュメンタリー風作品 後半は明らかに“顔”が良くなり、役者である事がわかりますが、現役の若い世代に語らせるには国の事情があるという事でしょうか!? 労働者の本当の子供たちに語らせることは… ですが、変わりゆく中国の中で、人々の気質が明らかに変わっている。 それは日本でも同じ事だと実感できました。 馬車馬のように働いてきた先人達。 敬うことはいくらでもできますが、それを私達が真似することは出来ない。 身も心もボロボロになって… それでも、幸せだったのだろうか!? 50年先の未来に記録される工場の記憶があったなら… 50年先の未来に記録される労働者の記憶があったなら… それがどのように変化しているのかを、見てみたいと思います。 変わりゆく街並 変わりゆく人々 記憶も変わっていくのでしょうか!?

  • Jon

    3.0

    伝わってはきたけど。。。

    セミドキュメンタリー形式で、ブルーカラーの立場から見た近代中国の歴史を照らし出す作品となってます。 構成はほぼ全編インタビュー形式です。 前半は素人さんが真実を語り、後半は役者さんが演じられているのですが…私には後半を受け入れることができませんでした。 悪い意味で役者さんのオーラが出てて『工場』という舞台には不似合いな気がしました。 それさえ感じなかったらすばらしい作品ではないかと思ったのですが。。。

  • tan********

    3.0

    あれ?誰もまだ書いてない・・・

    おかしいな、単館上映とは言え結構入っていた気がしましたが・・・何か妙に書きづらいけど・・・ かつて「長江哀歌」でヴェネチア国際映画祭金獅子賞と、同年のキネマ旬報外国語映画部門ベスト1を獲得したジャ・ジャンクー監督の新作。 たしか今年で天安門事件から20周年を迎え、建国から60周年を迎えることになる中国。斜陽の我が国日本にとって、いや、世界にとっても重要な国である中国の断片を、労働者たちの位置から照らし出す作品となってます。 作風上物語性にはやはり乏しいので、そこで観る人の嗜好によって振るい落とされる人もいるかもしれません。 この作品は「セミ・ドキュメンタリー」ですが、僕自身ドキュメンタリーにそこまで詳しいとは思っていないということを前置きの上でこの点数。実際去年は「靖国」と「未来を写した子供たち」しか観てません。例えば去年の秀作「靖国」のような、わかりやすい見せ場が多い作風でないとツライ方にはキツイやもしれません。 しかしそこは実力派の監督の作品。「セミ・ドキュメンタリー」という形式をとりながら作品に統一性があり、通しで一切の違和感は感じさせません。 映し出される人々を「見つめ」「耳を傾ける」作品。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
四川のうた

原題
二十四城記

上映時間

製作国
中国/日本

製作年度

公開日