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ザ・バンク 堕ちた巨像
2009年4月4日公開

ザ・バンク 堕ちた巨像

THE INTERNATIONAL

PG121172009年4月4日公開

bat********

3.0

金融機関不正絡みのアクションサスペンス

インターポール(国際刑事警察機構)捜査官のルイ・サレンジャー(クライヴ・オーウェン)は、世界第5位の巨大銀行、IBBCの不正行為を暴くために、ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)と共に捜査をする毎日。 捜査を進めている最中に、決定的な証人を目の前で殺され、上層部から圧力をかけられるものの、国際金融の不正摘発のために、どんな妨害にも屈せず立ち向かっていく1人の捜査官を描いた作品となっております。 物語はフィクションですが、1972年から経営破綻した1991年までルクセンブルクを拠点に営業していた国際商業信用銀行(通称BCCI)がモデルにした作品です。 IBBCという金融機関も実在しないものの、1991年に経営破綻した国際銀行BCCIという前例があるように、金融機関の不正をリアルに描いた社会派サスペンスになっています。 頭取がアフリカの反政府組織のリーダーと武器の取引を行ったり、機密情報に触れた人を容赦なく暗殺するなど、本当に現実にあるのか、と疑ってしまいました。 逮捕権のない捜査官のサリンジャーを検事局職員のエラが力を合わせて捜査をしていくというところは、「相棒」のコンビと似ており、とても印象的でした。 巨大組織に無謀だとわかっていても、立ち向かっていくというストーリーは、日本の刑事ドラマにもありがちですが、なんといっても、一番の見所で、本作のクライマックスである美術館での暗殺チームとの銃撃戦が日本のドラマとは比較にならないほど圧巻で、美術館内部に銃弾の跡が開いていく銃撃戦は壮絶極まりなく、一瞬たりとも目が離せませんでした! 逮捕権のないインターポールの捜査官が「ここまでやるか?」と突っ込みたくなるシーンも少なくありませんでしたが、そのモヤモヤも吹き飛ぶくらいの大スケールの銃撃戦が迫力があり、見応え十分な作品になっています。

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