あらすじ・解説
レコード屋もないサイタマ県の田舎街に暮らすヒップホップグループ“SHO-GUNG”のメンバーたちは、自分たちの曲でライブをすることを夢見ていた。そのメンバーで、仕事もないニートのラッパー、IKKU(駒木根隆介)は夢のために行動に出るが、同級生の千夏(みひろ)が現われたことでメンバー間にすれ違いが起きてしまう。
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予告編・動画
作品レビュー(89件)
- db
4.0点
まったくもって期待せず、視聴したところ、のっけからシュールすぎる笑いにハートを打ち抜かれてしまった。 登場する人物たちもそれぞれに味のあるキャラクターばかりだし、題材でもあるRAPもユーモアがあるだけでなくクオリティ高めの楽曲だったことにも脱帽。 中盤からの展開には、心打たれてしまった方も少なくないはず。 しかし、あれだけの長まわしであの演技力。おそらくはそんなにTAKEを撮ってないと思われるが、無名の役者たちにも関わらず、圧倒されてしまった。
- kim********
2.0点
入江悠監督の映画「サイタマノラッパー」鑑賞。 最初は田舎のイキってるラッパー達の日常が面白かったけど中盤以降は飽きて来ちゃった。先輩の死、街を出ていくAV出演歴のある同級生。この辺はありがち。ラストの夢を諦めた同士でのラップでの語り合いは寒かった。埼玉で「俺上京する」も何か変な気が
- ron********
4.0点
単純に「映画」としては、決してスマートではないと思います。 安いTVドラマのような編集は荒削りだし、低予算丸出しの映像は貧相。 それでも心に響く。 もちろん、それは劇中の彼らと同じく、私が10代後半から20代を、片田舎でラップ、ヒップホップに捧げる青春を送ったというのも大きいと思います。 彼らのひとつひとつの「痛い」描写は、まるで自分の青春を見せられているようで、エグい角度で「心に刺さる」瞬間もあったのですが(苦笑 それでもラストの焼き肉屋のシーンでは素直に目頭が熱くなりました。 私は今や二児の父で、家族のために全く音楽とは関係ない仕事を頑張る日々を送っていますが、今でもヒップホップを聴けば自然に首を振ってしまいますし、車での通勤中や、一人で仕事をしている時、散歩をしている時、部屋にいる時など、自然と思ったことや感じたことをフリースタイルでラップしていることがよくあります(笑 帰宅中に上司の悪口を即興でラップしたりね…(笑 でも、そうやって「誰も聞いていなくても感情を自然にラップとして表現する」…それが私のストレス解消法になっていますし、ラッパーとして大成するという夢はとっくになくなってしまいましたが、私は私なりの「ヒップホップな生き方」を見つけられたので、ラップを練習し、ヒップホップに捧げた青春は決して無駄ではなかったと感じます。 イックやトム、マイティが今後どんな人生を送るのか分かりませんが、彼らは彼らなりの「ヒップホップな生き方」を見つけてほしいなぁ…なんて真剣に思った時点で、私はこの映画に完全にハマってしまっているのでしょうね(笑
- yuk********
5.0点
ネタバレこんな話
このレビューにはネタバレが含まれています。 - oce********
3.0点
歌にすれば浸透した感はあるが、ラッパーたちで映画をというのは多分この作品が初めてではないのか。 ラッパーといってもプロではなく、素人然としたデカくなりたいという夢ばかりで、現実まともじゃない生活を送っている男たち。 そんな彼らが埼玉の田舎で燻っている状況を描いていく。 ラップシーンになると途端にカメラが長回しになる。 しかもこれが本職ではなく役者を充てているので、はっきり言って上手くない。 でもこれがリアルという意味なんだろうし、会議のシーンに流れるお寒い空気感も彼らの状況を映し出している。 「8マイル」や「ハッスル&フロウ」ではかっこよく聞こえるのに、日本語だと途端にダサく聞こえてしまう。 この日本語ラップの立ち位置からすれば、よく製作されたなと関心した。
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