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縞模様のパジャマの少年 (2008)

THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS

監督
マーク・ハーマン
  • みたいムービー 843
  • みたログ 1,881

4.03 / 評価:940件

悪趣味

  • mis***** さん
  • 2020年10月4日 7時25分
  • 閲覧数 1450
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いやな映画でした。
子供たちの心の交流を通して、人間の平等さや戦争の不条理を描き出したヒューマンドラマかと思って観たら、差別を助長するような思想が強調された展開と、刺激が強すぎる悪趣味な結末でした。

ユダヤ人がどんなに害悪なのか、という思想が家庭教師や姉や軍人たちによってことさら強調されて語られており、それに反論するような人道的な観点は、子供同士の交流や母親の表情といった言外の描写によって漂っているのみです。
子供も部分的に見ていたのですが、この映画だけ見ると、ホロコーストの理念が繰り返し説明されているため、ユダヤ人が迫害されたのにもそれなりに必然性と合理性があったんだ、と潜在意識に刷り込まれかねないです。

結末も、あれでは救いがなさすぎます。
恐怖の前には友達も裏切る、という子供らしい残酷さが、その前のエピソードで描き出されているため、友情や絆の強さによってあの選択をしたわけでもないし、ただなりゆきで死んじゃっただけみたいになっちゃってます。

戦争や虐待といった情報の刺激に鈍麻した人が、目新しい刺激を求めて作ったシナリオとしか思えません。
キャラクターへの愛なんか感じられません。
登場人物は、悪趣味な見世物ショーのための感情のないコマでしかないかのようです。

最後のシーンに至るまでの展開は差別が助長されてはいたもののまあまあ見せるものがあったので星4つでしたが、結末だけ非常に残念なので、星2つです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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