2009年4月25日公開

キング・コーン 世界を作る魔法の一粒

KING CORN

902009年4月25日公開
キング・コーン 世界を作る魔法の一粒
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

大学の親友同士イアンとカートは、自分たちの食生活を見直すべく国内最大のトウモロコシ生産地アイオワ州に移り住み、農業を始める。二人はトウモロコシ栽培を通じて、補助金制度、化学肥料、遺伝子組み換えなどアメリカの現代農業の実情を目の当たりに。さらに収穫したトウモロコシの行方を追って、二人はアメリカ横断の旅に出る。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(15件)

知的28.6%恐怖25.0%不気味21.4%絶望的7.1%楽しい7.1%

  • kih********

    4.0

    アメリカは “死の商人” か

     アメリカの食生活のデタラメぶりは、実際にホームステイの経験で実感しているし、各種情報でも知っている。アメリカの政策によって日本人の食生活までが毒されていることも知っている。この映画はそういう事例のひとつに過ぎない。実際に、ひどいのだ。  私は定年退職後、郊外に引っ込み、家庭菜園で野菜作りを楽しみに暮らしている。百種類以上の野菜を作って、ほぼ自給できている。齢は取るのに健康の調子は良くなった。化学肥料を使わない、消毒・農薬を一切使わない。もちろん、怪しい添加物は一切なし。  トウモロコシは栽培しない。これは虫と鳥にやられてしまう。以前は、虫と鳥の喰い残しを収穫していたが、畑が荒らされるので以後諦めた。この作物は、苗の段階で虫が入り込み作物の中で成長する。消毒をしない限り虫害からは逃げられない。店頭できれいに粒がそろったトウモロコシを見ると、どうも胃のあたりがおかしくなり、皮膚がむず痒くなる。  アメリカって国は、とにかくドバ~っと作ってドバーっと売りさばこうというのだから、除草剤をドバーっと振りかけて、除草剤に負けないように作物の遺伝子を組み替える。今度は生産過剰になるので食用以外にも流用する。それでも余るのを海外にドバーっと売りつける(押し付ける)。迷惑するのは日本などの“友好”国だ。  自分の体を害してまで友好的である必要はないと思うのだが、知らないことはいいことで、アメリカントウモロコシで育った牛肉を美味しくいただき、ハンバーガーを美味しくいただき、トウモロコシシロップのお菓子をいただき、安く甘く飽食を満喫している。お目出度い限り。  『キングコーン』は、遺伝子組み換えトウモロコシに焦点を当てたドキュメンタリーだ。正直なところ、遺伝子組み換えに関しては分からないことが多い。有害であるかどうかも確かには分からない。だからアメリカントウモロコシが有害だと決めつけることは私にはできない。しかし、問題はそこではない。先進国の商用食物生産と流通に問題があるのだ。金になるためにはあらゆる策を巡らす商業主義・経済主義なのだ。そして、日本の農業軽視と自給率低下だ(これも経済至上主義の現れ)。  中国産には警戒心が強いのに、友好国アメリカには無警戒の日本の食生活。他ならぬアメリカ人によるこの映画の警鐘は傾聴に値する。ハンバーグを食べる時にはアメリカントウモロコシを思い出すといい。分かり易い良い映画だ。ハンバーグ一個分の料金でこのDVDをレンタルする価値が十分ある。

  • rir********

    3.0

    ネタバレ映像は雄弁

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jig********

    3.0

    エンパイアステートビルには上りません。

    アメリカといえばトウモロコシ。 トウモロコシといえばアメリカ。 そんな関係が非常によくわかる作品。 作品を作っている二人組みの先祖はそもそも農家。 で、トウモロコシでも作ってみるかと農家をやってみて その実情を探っていくわけですが、 これがまたアメリカはトウモロコシ中心で動いている のではと思われるくらいトウモロコシ国家とわかります。 そもそも二人がトウモロコシを作るきっかけとなったのが、 髪の毛を分析すると数ヶ月前に食べたものがわかるとかで、 トウモロコシの成分ですねと言われて作るという流れですが、 流れどうのは置いておいて彼らはすでに知っていて あえて映像で見せていたのではと勝手に解釈しました。 トウモロコシを直接食べることはなくとも、 牛のえさがトウモロコシ、甘味料の原料がトウモロコシ、 なんでもかんでもありとあらゆるものに入っているトウモロコシ。 そういえばバイオエタノールかなんかもトウモロコシから・・ とかなんとか。原油を農業で消費しつつもトウモロコシで 燃料として作るというどこまで万能なんだトウモロコシ。 安い食べ物を得ようとすると牛のえさはトウモロコシで、 その牛は実は肥満していて筋肉もなし。 人間が食べているハンバーガーの肉はほとんどが脂肪分。 彼らの大好きな炭酸飲料に入っている甘味料の原料も・・。 その甘味料は分解されず・・と身体に悪そう。 劇中に一家で糖尿病の人たちが出てきますが、 脂肪のかたまりのハンバーガーに人口甘味料の炭酸飲料、 そりゃ・・なるわなと思ってしまいます。 安い食べ物を求める人が及ぼす影響がこれかと トウモロコシの怖さを見た気がしますが、 そのトウモロコシ農家を肥大させたのは 政府からの助成金やら補助金やらのおかげと どんどんトウモロコシ漬けになっていく国民を 政府が推進していて悪循環のように見えなくもないです。 でも、お金持ちはいいお肉食べてヘルシー思考なんでしょうね。 お金による格差は食べ物摂取による影響もあるようです。 品種改良により虫がつかないトウモロコシ。 散布する特定の農薬では枯れないトウモロコシ。 便利になっているようでいてどこか怖い気がしました。 安い食べ物はそれなりのもの、 ということはなんとなくわかってはいたものの、 作品を観てその影響を聞くと なんだかやばそうだと実感できると思います。 私が子供の頃は牛肉なんてそうそう食べられませんでしたが、 今では簡単に手に入るし手軽に食べられる。 それもこれもこの作品にあるようなことが 根底にあるのだなとつくづく感じました。

  • sav********

    3.0

    ネタバレもう私たちに逃れる術は、ないのでしょうか

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mih********

    3.0

    体に悪いものほどうまい

    マックは本当にうまい。 バーガーはもとい、ナゲットもうまいし、ポテトもうまい。 しかし、 テキサス・バーガーは半分食べたら気持ち悪くなった。 やはり、テキサスの荒くれ野郎が食うものは違います。 あと、 夏祭りなんかでは必ずじゃがバターを食べる。 そいつは北海道のホカホカ新じゃが☆ みたいなのではなく、 奇形な気味悪いくらいでかいコブシ大の不適合ジャガイモで、 毒みたいな油の渦巻く大鍋の中で、 じっと~~りと香ばしく揚げられたブツ。 そいつに一斗缶に入ったバターを山盛り載せて食うんだが、 なんてうまいのだろうか! 皆さんも食べたことあるでしょ? もう悪い油なんです。 体に悪い物質の塊ですよ。 でもね、 ここが大切なんですが、 この毒のなんとうまいことだろう! そうなんですよみなさん! この世でうまいものとされているものはすべて、 体に悪いものなんです! 屋台のじゃがばたが体にいいわけないですが、 とんかつも天ぷらもステーキもフライもすき焼きも揚げパンもラーメンも、 全部太る原因だし糖尿病や高血圧を引き起こす原因ですよ! 今作は、 最終的な解決策を提示していない。 ただ事実を伝えるだけだ。 その事実と言うのは、すべてがコーンを原料にし、 どこかでコーンが一枚かんでいるというもので、 そぉ~ですかぁ~・・・以上の感慨はない。 第一、解決しようがない。 だって、悪いところないじゃん! コーンは新たなる食品であって、 それがいかに体に悪くとも、 もはや私たちには選択肢はないんです。 新しいものが生み出されたら、 いい悪いの問題ではなく、私たちはそれを使わざるを得ない。 コーンに限らず、 冷凍食品や食品添加物や缶詰やペットボトルはどれも、 開発当初はいろいろ言われていたが、 今ではなくてはならない。 食品に限らず、 ランプに代わって電気が、 ワープロがパソコンに、 馬車が車に、 飛行船が飛行機に、 否応なく変わり続けていく。 たとえ、 それがいくら体に悪いものであってもだ。 なるほど、 確かにそういったものを拒む人もいるだろう。 低カロリーを嗜好する人や、無添加野菜なんかを。 でも多くの人はそうではない。 うまくて安いマックが好きだ。 それにひきかえ、 あの健康食品と言うのは何ですか。 それこそディストピア映画の毒ピンク色した食い物そのもの! 私たちがこの映画から読み取れる主張は、 まずいものを食って長生きするか、うまいもん食って早死にするか、だ。 そして、私は旨いものが、好きである。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
キング・コーン 世界を作る魔法の一粒

原題
KING CORN

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日