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キング・コーン 世界を作る魔法の一粒 (2007)

KING CORN

監督
アーロン・ウールフ
  • みたいムービー 35
  • みたログ 103

3.45 / 評価:31件

現実とのズレ

  • ryo******** さん
  • 2009年4月27日 12時28分
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

”アメリカ人の体はコーンでできている”これが大げさな表現でない事がこの作品を観ると判るだろう。アメリカで最も生産されているトウモロコシに焦点を当て、実際の栽培とその行方を追いかけたドキュメンタリー作品である。

作品的には正直退屈だった。コーンの行方を追うにしたがって、疑いたくなる様な現実を色々と見せられる訳だが、演出が淡々とし過ぎていて危機感を煽らないのだ。ただそれは作品の本質のせいでもあって、元々は「コーンばっか作り過ぎて余っちゃってるぞ!」という少々ゆるい訴え掛けが発端なので、テンションが一向に上がらないのだ。

それに出演者たちは、”たまたま興味を持って調べてみたら実は色々と知らなかった事や隠されていた事が判ってきた”というスタンスなため、自らの積極的な働きかけや訴え掛けが無く作品同様にテンションが低い。まあある意味普通の人と同じ感覚で事の成り行きを見守っているので、感情移入はし易いかもしれないが。

ただこの作品で明かされる事には興味深い事実も多い。それは日本人にも深く関わりがあるので、それを知る事には十分な意味がある。特に今の”食”に関する現状は、ちょっと目を覆いたくなる現実だが、誰にでも身近で必ずといっていいほど関わりがある事なので、あえて知っておくべきだと断言してしまってもいいだろう。


ただし!この作品の制作期間は2004~2005年なのだが、当時と今のトウモロコシに関わる世界的な情勢が激変してしまった!先にも書いたが、元々この作品は供給多可なコーンを問題視してるのだが、今は需要多可になってしまい、コーンの単価も5年前の5倍程度にまでなってしまい、更にコーンを栽培する農家が増え続けてしまっているようだ。

その現状を踏まえ続編が造られている事など、実はパンフレットを読むと監督のインタビューによって最近の現状が語られている。だがさすがにみんなが購入するって訳にはいかないだろうし、日本公開自体が遅れているのだからせめて本編で現状を説明して欲しかった。ドキュメンタリーなのに”今”が見えてこないっていうのもねぇ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 知的
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