混ざらないはずの水と油を混ぜたような融合
- ywr***** さん
- 2020年12月23日 16時43分
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そこまでエヴァに思い入れはないものの、旧作を一週間おきに上映していると聞き、子供たちと一緒にまとめて観られる今がチャンス。と「序」「破」を鑑賞。「Q」はダークだということなので、スルー予定です。Qじゃなくて「鬱」でよろしいかと。
子供たちは「Q」も観たいと言いますが、「あれはなぜああなんだ?」など、おそらく内容聞かれても、答えられないでしょうね。陰湿かつ混乱の予感しかないです。
一方、エヴァ劇場版最高傑作とも言われる「破」はとてもよく、ただのロボットアニメに終始しないほどよいダークさが心地よいくらいでした。「翼をください」の歌に乗せて、使途に吸収された彼女を救おうと「綾波ぃぃぃー」と絶叫のエンディング。ここでエンディングなので、心地よいのであって、ここからスタートとなる続編は、ちょっと胃もたれしそうです。「翼をください」の前向きな感じとは真逆の内容が展開されていて、ゾクゾクした感じ、緊迫感のなかに、曲から感じるノスタルジック。混ざらないはずの水と油を混ぜたような、この融合が天才的です。
まさに中二のシンジくん。そのナイーブでなよなよした精神は若干イラっとするものの、見始めたのは自分自身も当時、その年齢くらいで、きっと彼へのシンクロ率は今よりずっと高かったのでしょう。そんな少年が、任務を放棄までしたその後、命を懸けて綾波を守ろうとする。いいですねー。大人映画なら、陳腐なストーリーと酷評されるところ、エヴァだからなのか、グッとくる感じ、いいですね。
碇司令と、彼と同ランクくらいの組織の男(名前知らない)が、「ゼーレ?の導き通り」とか月への査察とか、あと「人類補完(いや保管?)計画」など、ちょくちょく謎めいた会話、行動をするのですが、これはもうお決まりで、あまり気にしないことにしています。どうせ回収されないでしょうし、まあなんか、裏の計画があるんだな、くらいに思っておきます。
あと、やっぱり「残酷な天使のテーゼ」のオープニングは欲しいところ。
ルパンも007もファンはそれも聞きに来ていますから。
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